ニュース

Windows 10 RS5がFast ringで登場。“画面スケッチ”が単一アプリ化

画面スケッチ

 米Microsoftは5月3日(現地時間)、Windows 10 Insider PreviewのRS5向け「Build 17661」をFast ringで配信開始した。

 既報のとおり、4月末にRS4が「Windows 10 April Update 2018」として配信されることが伝えられ(Windows 10 April Update 2018として次期アップデートが4月30日公開参照)、これまで“Skip Ahead”扱いだったRS5がFast ringとしてもリリースされるように変更された。

 RS5では、Windows Ink ワークスペースに統合されていた「画面スケッチ」機能が、単一のUWPアプリとして分離。画面スケッチはデスクトップ画面をキャプチャし、デジタイザペンなどによる書き加えを行なえるようにするツールだが、独立化したことでウインドウ枠の調整やマルチウインドウ化がサポートされた。

 また、即座に画面のスナップが行なえるように、[Windows]+[Shift]+[S]キーでスナップツールバーが表示されるようになり、切り取り枠を自由に調整したのち、スナップした内容はクリップボードにコピーされる。さらに、スナップした画面に注釈をつけて共有するための通知も表示されるようになっている。

 スナップツールバーの呼び出しは、ショートカットキーだけでなく、デジタイザペンの背ボタンを押すことで呼び出せるように「設定」から変更することも可能。

 このほかにも、画面スケッチのPrint Screenキーおよびアクションセンターからの呼び出しができるようになっている。

 なお、Microsoftは本ビルドをインストール後に、Microsoft Storeにて画面スケッチがアップデートされているか確認することを推奨している。