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ロジクール、ゲームに合わせて光る“ゲーミングスピーカー”「G560」

~新リニアスイッチ搭載のキーボード「G512」も

G512

 株式会社ロジクールは、ゲーミングキーボード「G512」を5月24日、ゲーミングスピーカー「G560」を5月15日より発売する。

 価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格はそれぞれ15,880円、27,250円前後の見込み。

G512

 G512は、108キー日本語配列のフルサイズゲーミングキーボード。筐体は航空グレードのアルミニウム合金製で、26キーまでの同時押しに対応する。

 スイッチには、7,000万回の打鍵に耐える独自のメカニカルキースイッチ「Romer-G」を搭載しており、本製品では従来のタクタイル版に加えて、新たにリニアスイッチも選択可能となった。

 そのほかの仕様は変わらず、どちらも荷重45g、アクチュエーションポイント1.5mm、キーストローク3.2mmとなっている。

 各キーにはRGB LEDが配置され、後述する「LIGHTSYNC」に対応。「Logicoolゲームソフトウェア」で1,680万色から色やエフェクトを設定でき、同ソフトでは、LED設定のほかにもマクロ機能などを利用できる。

 接続インターフェイスはUSB 2.0で、本体背面にはUSB 2.0のパススルーポートが配置されている。

 本体サイズは455×132×34mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1,020g。保証期間は2年間。

背面
側面

G560

 G560は、同社初となる「ゲーミングスピーカー」で、63.5mmドライバ搭載のサテライト×2と、165mmドライバ搭載のサブウーファーからなる2.1chスピーカー。最大出力240Wという大出力で、迫力と透明感のある大音響の実現を謳う。

 特徴としてはサテライト側にLEDを搭載しており、音量などに合わせた光の演出や、ゲーム内のアクションに連動する「LIGHTSYNC」に対応。ゲーム内でダメージを受ければ赤く光ったり、海に潜ると青く光るといった演出で、より高い没入感を得られるという。

 LIGHTSYNCでは、Fortniteなどの対応ゲームでの同期のほか、画面上の色をピックアップして光らせることも可能なため、非対応のタイトルでもゲーム画面に同期した光の演出を楽しめる。

 音響面では、ステレオ音源をもとに立体音響を生成する「DTS:X Ultra」エンジンを備え、背後から迫る敵の音などがわかるサラウンドを実現しているという。

 接続インターフェイスはUSB、3.5mmステレオミニジャック、Bluetoothに対応する。

 周波数特性は40Hz~18KHzで、最大音圧は97dB@426B、感度が84dB@1m/1w、入力インピーダンスは>10KΩ。

 本体サイズ/重量は、サテライトが118×148×166mm(同)/1.79kg(合計)、サブウーファーが255×207×404mm(同)/5.5kg。

サテライト
G512/G502と組み合わせたイメージ
G560 LIGHTSYNC Speakers: A new level of gaming immersion

 都内で開催された製品発表会には、米Logitech Logitech G製品ポートフォリオマネージャー Chris Pate氏、株式会社ロジクール シニアアシスタントクラスターカテゴリマネ-ジャー 塩谷一生氏らが登壇し、製品説明を行なった。

米Logitech Logitech G製品ポートフォリオマネージャー Chris Pate氏
株式会社ロジクール シニアアシスタントクラスターカテゴリマネ-ジャー 塩谷一生氏

 塩谷氏は、2013年のLogiool Gブランド設立から5年が経ち、2017年にはゲーミンググレードのワイヤレス充電/接続マウスを投入し、業界をリードしてきたと説明(ロジクール、ワイヤレス充電のゲーミングマウス参照)。

 今回投入するG560は、Logiool Gのマウス/キーボード/ヘッドセット/コントローラに加わる、新たな「スピーカー」カテゴリの製品になるとした。

Logicool Gの歩み
製品カテゴリ

 Pate氏は、同社では20年以上前のゲーミングチーム設立から、一歩先のゲーム体験を提供することをスローガンとして掲げてきたと説明。優れた品質のデバイスと、無線技術でのリーダーシップ、プロゲーマーの意見を取り入れた開発といった取り組みを行なってきたと語った。

 G512については、「G413」(ロジクール、高速入力がウリのROMER-G採用メカニカルゲーミングキーボード「G413」参照)の改良版で、新たなフラッグシップ製品であるとした。

 今回のリニア版Romer-Gスイッチは、ユーザーからの要望に応えて投入するものだと語った。

 G413で搭載し、マウスやスマートフォンの接続に使えるため、ユーザーから好評だったことを受け、USBパススルーポートも引き続き搭載していることもアピールされた。

Advancing Play
航空グレードのアルミ合金
Romer-Gスイッチのタクタイルとリニアの違い
LEDとメディアキー機能も搭載

 G560については、まず同社では20年以上にわたってPC向けのスピーカー製品を手がけてきたことに触れ、今回のゲーミングスピーカーでも、そのオーディオの知見を活かし開発を行なったとアピールされた。

 LIGHTSYNCでは、ゲーム側がSDKを組み込むことでゲーム内のイベントに同期した光の制御が可能となるが、スクリーンからのサンプリングで色を変更することもできると説明。音に合わせたオーディオビジュアライザーとしても利用できるという。

 なお、USB接続ではなくステレオミニやBluetooth接続時でも、音に合わせたライティングなどの機能は利用できるとのことだった。

長年の技術を継承
光るだけでなく音質にもこだわり
接続性も重視
特徴
ダメージで赤く点灯
LIGHTSYNC対応のGTA Vでは、警察に追われるとサイレンの色で点滅する