異なるアプリをタブ化する「Sets」を強化したWindows 10プレビュー

タブ間の切り替えもAlt+Tab

　米Microsoftは4日(現地時間)、Windows 10 InsiderでSkip Aheadを選択したユーザー向けに、Preview Build 17639(RS5)を配布開始した。

　Build 17639では、アプリをタブとして扱う「Sets」の機能を強化。新たにアプリをSetsのなかにドラッグ・アンド・ドロップすると、それらがタブになるほか、タブの移動も可能となった。ただ、現時点ではMicrosoft EdgeのタブをSetsのタブにできず、これを行なうとクラッシュしてしまうという。

　また、Alt+Tabによって、ウィンドウと複数タブのあいだでシームレスな切り替えも可能となった。Edgeのウィンドウがタブとなっている場合、最後に訪れたページ(タブ)のみが表示される。この機能については、Settings→System→Multitaskingの設定で変更が可能。

　エクスプローラーもSetsへの対応が強化され、Ctrl+Tで新しいタブ、Ctrl+Nで新しいウィンドウが開く。なお、タブもウィンドウもCtrl+Wで閉じることが可能。さらに、ファイルやフォルダを選択しているときに、そのフォルダを新しいタブで開くか、ウィンドウで開くか、ファイルのメニュー、または右クリックのコンテキストメニューから選択できるようになった。

　タブにもコンテキストメニューが実装され、そのタブを閉じるのか、そのタブ以外を閉じるのかといった選択肢が現れるようになった。また、直前に閉じたタブを復元することも可能。Setsの機能について寄せられたバグや要望についても実装された。

ファイルメニューに、タブで開くオプションを追加

コンテキストメニューにタブで開くを追加

タブの右クリックによるコンテキストメニュー

直前のタブを復元する機能

　このほか、Bluetoothデバイスのバッテリ残量表示への対応、電卓機能の強化、多数のバグの修正が行なわれている。