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ASRock、「Phantom Gaming」シリーズでビデオカード市場に参入
2018年3月29日 00:53
ASRockは28日(台湾時間)、16日に予告した“Phantom Gaming”を正式発表。Radeon RX 500シリーズによって、初めてビデオカード市場に参入することが明らかとなった。
今回のPhantom Gamingシリーズは、Radeon RX 580、同570、同560、同550の4モデル。このうち上位のRX 580/570に関しては「OC Certified Edition」となっており、独自のハードウェアとソフトウェアで、オーバークロッカーが世界記録を打破するためために開発されているという。
また、この2モデルに関しては冷却性を高めるデュアルファンデザインを採用。ダブルボールベアリングファンを採用し、5万~10万時間の長寿命を実現。ヒートシンクのベースは銅製で、高性能グリスを採用し、熱の吸収率を高める。ヒートシンクは大型のもので、ヒートパイプの配置を最適化。焼結銅粉や独自の溝を設けたコンポジットヒートパイプにより冷却性を30%高めるという。
ユーティリティは“Phantom Gaming Tweak」と呼ばれ、ファン速度、コアクロック、メモリクロックといった項目を設定可能。OCモード、デフォルトモード、サイレントモードの3種類のプロファイルを標準で用意する。また、電圧に関しては十分なオプションを用意し、究極のオーバークロックを実現できるという。
最上位の「Phantom Gaming X Radeon RX580 8G OC」は、OCモードでコアクロック1,435MHz、メモリクロック8,320MHzに達する。「Phantom Gaming X Radeon RX570 8G OC」はそれぞれ1,331MHz、7,280MHzとなる。いずれもメモリは8GBのGDDR5で、ディスプレイ出力はDisplayPort×3、HDMI、DVIの5系統。
「Phantom Gaming Radeon RX560 2G」は、OCモードでコアクロック1,194MHz、メモリクロック6,240MHz。「Phantom Gaming Radeon RX550 2G」は、OCモードでコア1,144MHz、メモリクロック6,240MHz。いずれもメモリは2GBのGDDR5で、ディスプレイ出力はDisplayPort、HDMI、DVIの3系統。
モデル | Radeon RX580 8G OC | Radeon RX570 8G OC | Radeon RX560 2G | Radeon RX550 2G |
---|---|---|---|---|
OCモードコアクロック | 1,435MHz | 1,331MHz | 1,194MHz | 1,144MHz |
デフォルトモードコアクロック | 1,380MHz | 1,280MHz | 1,149MHz | 1,100MHz |
サイレントモードコアクロック | 1,324MHz | 1,228MHz | 1,103MHz | 1,056MHz |
OCモードメモリクロック | 8,320MHz | 7,280MHz | 6,240MHz | |
デフォルトモードメモリクロック | 8,000MHz | 7,000MHz | 6,000MHz | |
サイレントモードメモリクロック | 7,680MHz | 6,720MHz | 5,760MHz | |
メモリ | 8GB GDDR5 | 2GB GDDR5 |