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ファーウェイ、Mate 10 liteに顔認証機能を追加

新ファームウェアで追加される顔認証機能

 華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)は、発売中のSIMロックフリースマートフォン「Mate 10 lite」に、顔認証機能とARレンズ機能を追加すると発表した。

 Mate 10 liteは2,160×1,080ドット表示対応の5.9型液晶を備えたスマートフォン。背面カメラは1,600万画素+200万画素、前面カメラも1,300万画素+200万画素の前後ダブルレンズを搭載している点が特徴。このたび、3月9日より順次提供開始するファームウェアで、新たに顔認証機能と、ARレンズ機能が追加される。

 顔認証については前面カメラを用いて、顔の特徴点を捉えて生体認証として使う。顔認証により画面ロックの解除などが行なえる。なお、顔認証に使われるカメラは1つのみで、顔を三次元的に捉えているわけではないが、多くの特徴点を把握することで高い精度を実現するという。

 ファーウェイの端末は、プライバシー保護のため、ロック画面では通知の詳細(たとえばメッセージの内容や着信した人名)を表示せず、どのアプリから通知があったかのみを表示するのだが、今回実装された顔認証では「顔認証後に画面ロックを解除せず(再度画面をスライドしてロック解除)、通知の詳細を表示する」ことが可能になる。

 ただし、他人受入率や本人拒否率、認証にかかる時間といったデータは現時点では公開されていない。また、指紋認証は指紋センサーのタッチだけで画面オンとロック解除を同時に行なえるが、顔認証は手動で電源ボタンを押して画面を点け、そのあと顔認証するという手順となる。

 ARレンズ機能はPituとの共同開発により実装。ARにより、顔に飾りをつけて着せ替えしたり、背景をほかのものや自分で撮影した画像に変更したりといったことが可能になるものだ。こちらもダブルレンズの機能を使っているわけではなく、あくまでもソフトウェア処理によるものだという。

顔認証機能
顔認証された場合にのみロック画面に通知内容を表示する機能
着せ替えが楽しめるARレンズエフェクト