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AMD、Zenアーキテクチャを組み込み向けに展開

～最大16コアの「EPYC Embedded」とVega GPU内蔵の「Ryzen Embedded」

劉尭

2018年2月22日 15:44

EPYC Embedded 3000

　米AMDは21日(現地時間)、組み込み向けにZenアーキテクチャに展開し、CPU「EPYC Embedded 3000」シリーズとAPUの「Ryzen Embedded V1000」シリーズを発表した。

　EPYC Embedded 3000は、高いI/Oスケーラビリティやセキュリティを特徴とし、競合に対して1ドルあたり2倍～2.7倍の性能を提供。また、10年間の長期供給やロングライフサイクルサポートロードマップも保証される。

　コア数は4/8/12/16の4種類で、PCI Express 3.0は最大で64レーン。加えて、最大8つの10Gigabit Ethernet、1CPUあたり4チャネル、容量最大1TBのメモリの搭載が可能。提供されるSKUは下表のとおり。

モデル	コア	スレッド	TDP(W)	ベースクロック(GHz)	All Cores Boost(GHz)	Max Boost(GHz)	L3キャッシュ(MB)	DDR4チャネル	最大メモリクロック(MHz)	PCI Expressレーン数	Tj(℃)
3451	16	32	100	2.15	2.45	3	32	4	2,666	x64	95
3401	16	16	85	1.85	2.25	3	32	4	2,666	x64	105
3351	12	24	80	1.9	2.75	3	32	4	2,666	x64	95
3301	12	12	65	2	2.15	3	32	4	2,666	x64	95
3251	8	16	50	2.5	3.1		16	2	2,666	x32	105
3201	8	8	30	1.5	3.1		16	2	2,133	x32	95
3151	4	8	45	2.7	2.9		16	2	2,666	x32	95
3101	4	4	35	2.1	2.9		8	2	2,666	x32	95

Ryzen Embedded V1000

　Ryzen Embedded V1000は従来から最大2倍の性能を実現しつつ、フォームファクタや熱による制限を軽減。4つのディスプレイ出力が可能で、4K解像度、そして将来的には5K解像度のコンテンツへの対応を謳っており、超音波を使用する医療イメージング機器などに好適という。提供されるSKUは下表のとおり。