「Officejet」4モデル
HP Officejet Pro 8000 |
日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、企業向けのプリンタとして「Officejet」シリーズ2モデル、「同Pro」シリーズ2モデルを4月24日より順次発売する(HP Officejet 6500 Wireless All-in-Oneのみ5月下旬発売)。価格はオープンプライス。
2009年春モデルでは、シリーズそれぞれが新たなインクシステムを採用し、加えてProでは全色に大容量の顔料インクを採用。これによりランニングコストを抑制した。また、印刷速度や省電力性など、基本性能も高められている。
対応OSは、Windows 2000(Officejet Pro 8000のみ)/XP/Vista、Mac OS X 10.4.11以降。
●Officejet Proは複合機と単機能タイプ中小企業向けを謳うOfficejet Proシリーズでは、A4対応の複合機「Officejet Pro 8500 Wireless All-in-One」とA4対応のインクジェットプリンタ「同 8000」をラインナップする。直販価格は順に39,900円、19,950円。
Officejet Pro 8500 Wirelessは、プリント/スキャン/コピー/FAXすべてで自動両面に対応した複合機。スキャンしたデータをその場でメール送信したりネットワークフォルダに保存できるほか、受信FAX(モノクロのみ)を自動で同じように送信/保存できる「デジタルSEND」機能を搭載する。インクはいずれも顔料タイプの4色独立式。
プリンタ機能の主な仕様は、解像度が4,800×1,200dpi。対応用紙はA4~B5、レター、封筒など。印刷速度はモノクロ35ppm/カラー34ppm。給紙枚数は250枚。ランニングコストはA4カラーで6.6円/枚。スキャン機能の主な仕様は、センサーがCIS、光学解像度が 2,400×4,800dpi、読み取り階調が48bit。3.4インチのタッチ対応液晶を搭載。
インターフェイスはUSB 2.0、IEEE 802.11b/g対応無線LAN、Ethernet。本体サイズは494×479×331mm(幅×奥行き×高さ)、重量は12.7kg。
Officejet Pro 8000は、A4自動両面対応のインクジェットプリンタ。同じく6.6円/枚の低ランニングコストを特徴とする。
プリンタ機能の主な仕様は、上記モデルとほぼ共通。本体サイズは494×479×180mm(同)、重量は7.8kg。
●Officejetは複合機と廉価版SOHO向けを謳うOfficejetシリーズでは、プリンタ/スキャン/コピー/FAX機能を搭載した複合機「HP Officejet 6500 Wireless All-in-One」をラインナップする。直販価格は21,840円。
顔料Kと染料C/M/Yの4色独立インクを採用し、顔料Kには大容量のインクをラインナップ。これを用いることでA4カラーで7.6円/枚の低ランニングコストを実現する。このほか、電源がOFFになってもFAXデータをメモリに保持する機能を備える。
プリンタの主な仕様は、解像度が4,800×1,200dpi、対応用紙はA4~A6、B5、レター、封筒など。印刷速度はモノクロ 32ppm/31ppm。給紙枚数は250枚。スキャン機能の主な仕様は、センサーがCIS、光学解像度が2,400×4,800dpi、読み取り階調が 48bit。
インターフェイスはIEEE 802.11b/g対応無線LAN、USB 2.0、Ethernet。本体サイズは476×473×258mm(同)、重量は9kg。
上記3モデルは直販サイトのほか、一部量販店でも販売される。ほか、HP Officejet 6500 Wireless All-in-Oneの下位モデル「HP Officejet 6500 All-in-One」を直販のみで展開する。価格は16,800円。
主な違いは、両面印刷と無線LAN、電源OFF時のFAXデータの保持機能が省かれ、搭載メモリが64MBから32MBに減らされている。本体サイズは476×410×258mm(同)、重量は8kg。
HP Officejet 6500 Wireless All-in-One | HP Officejet 6500 All-in-One |
(2009年 4月 13日)
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