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ソフトバンク、株式上場へ

2018年度3月期決算説明会における孫氏

 ソフトバンクグループ株式会社(SBG)は7日、通信事業子会社であるソフトバンク株式会社(SB)について、株式上場の準備中であると発表した。

 リリースでは、「グローバルな規模で投資を進めるSBGと、グループの通信事業分野において中核企業であるSBの役割と価値を明確に分けることを目指しています」とされており、積極的な経営を志向するSBGと、国内通信事業のSBを分離することで、異なる投資家のニーズに対応することが狙いだ。

 また、SBGによれば、上場後もSBは「重要な連結子会社」として位置づけられることを前提とするとのことで、具体的な資本構成などは今後検討される。

 SBGは、近年では新興技術への積極的な投資を主眼とした10兆円規模の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」や、Arm、Sprintの買収など孫正義氏による積極的な投資行動で知られている。