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Acer、Always-Connected PC対応ノート「Swift 7」

~eSIMによりMicrosoft Store経由での契約、LTE通信が可能

Acer「Swift 7」(SF714-51T)

 台湾Acerは6日(米国時間)、CES 2018開幕に先立ってPC新製品を発表した。「Swift 7」は14型IPS液晶ディスプレイを採用し、最薄部で8.98mmという薄さを実現したモバイルノート。Microsoftが推進するインターネット常時接続規格「Always-Connected PC」に対応しており、PCを起動したらすぐにインターネットに接続した状態で利用することができる。

 また、360度回転型ヒンジを備えた2in1デバイスとなる「Spin 3」も発表。新しいSpin 3は14型IPS液晶ディスプレイを搭載し、12時間のバッテリ駆動が可能になっている。

IFAで存在が明らかにされたAlways-Connected PC対応の新Swift 7が正式に発表

 新しいSwift 7(SF714-51T)は、8月末にドイツ・ベルリンで行なわれたIFA2017で存在が明らかにされた製品(Acer、Always Connected PC構想のLTEモデム内蔵「Swift 7」の開発意向を表明参照)で、最大の特徴はMicrosoftが推進するセルラー回線を利用したインターネット常時接続を実現する「Always-Connected PC」に対応していることだ。

 搭載されているモデムはIntelのXMM7000シリーズで、一般的なNano SIMのほか、eSIMの機能を利用し、Microsoft Store経由で通信サービスを契約/利用することができる。対象の国・地域(48カ国)では1GBのフリーデータ(1カ月有効)が付属してくる。

非常に薄型であることがわかる

 CPUは第7世代CoreプロセッサのCore i7(SKUは不明)で、メモリは8GB(LPDDR3)、ストレージは256GB(PCIe SSD)となる。

 従来のSwift 7(Acer、第7世代Core搭載で厚さ9mm台の極薄モバイルノート「Swift 7」参照)では液晶ディスプレイは13.3型となっていたが、新しいSwift 7では14型に拡張なっている。パネルはIPS、解像度はフルHDとなっており、Corning Gorilla Glass NBTのガラスを採用したタッチパネルを装備。内蔵のバッテリで10時間のバッテリ駆動が可能になっている。

実機写真
液晶は180度開く
キーボード
左側面にUSB Type-C×2
右側面には端子はなし
キーボード左手に指紋センサー
展示機のCPUはCore i7-7Y75でメモリ8GB
Always-Connected PC対応
モダンスタンバイ対応
Acer「Spin 3」(SP314-51)

 Spin 3は360度回転ヒンジを利用したディスプレイ回転型の2in1。第8世代Coreプロセッサ、14型IPSフルHD液晶ディスプレイ搭載、12時間のバッテリ駆動というスペックになっている。

 Swift 7は北米では1,699ドルよりという価格設定で3月から出荷予定。Spin3に関しては599ドルよりという価格設定で2月から出荷予定となっている。