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Google、来年2月からChromeに広告ブロック機能を実装

Better Standardsで不適切とされる広告の種類

 Googleは19日(現地時間)、開発者向けブログにて来年(2018年)の2月15日より、Google Chromeでの広告ブロック(アドブロック)機能の提供を開始すると発表した。

 ただし、あらゆる広告がブロックされるわけではなく、Coalition for Better Adsという団体が定める「Better Standards」の条件を満たさない不適切なものがブロックの対象となる。Googleは今年(2017年)の6月にBetter Ads Standardsのサポートならびに2018年早期からの適用を告知していた。

 Better Standardsを侵害する広告とは、PC版においては、ポップアップ広告、音声付きビデオを自動で流す広告、カウントダウン付きのプレスティシャル広告(目的のコンテンツにアクセスする前に表示される広告)、ページを大きく占有して貼り付く広告が挙げられている。モバイル版では、ポップアップ広告、プレスティシャル広告、30%以上の画面を占有する広告、フラッシュアニメーション広告が対象。

 WebサイトのBetter Standardsへの侵害は「Ad Experience Report」を通して報告され、対象となったWebサイトの運営者はWebサイトを修正してから再審査を申し出ることが可能。Ad Experience Reportで“失敗”のステータスがついてしまったWebサイトは、30日以上すべての広告が削除されることになるとしている。