ニュース

“実力派らしからぬ美しさ”のSnapdragon 660搭載スマホ「堅果 Pro 2」

堅果 Pro 2

 中国Smartisanは7日(現地時間)、Snapdragon 660を搭載したミドルレンジクラスのスマートフォン「堅果 Pro 2」を発表した。価格はメモリ4GB+ストレージ32GBの構成で1,799人民元(約31,000円)からとなっている。

 “実力派らしからぬ美しさ”を謳う製品。スマートフォンに欠かせないホールセンサーや環境光センサー、スピーカーといった表面の部品をうまく隠蔽し、画面占有率を81.9%に高めるとともにシンプルなデザインを実現。背面に備え付けられた指紋センサーも、同社のロゴと兼用させるしゃれたデザインとなっている。

 SoCには14nmで製造されるSnapdragon 660(2.2GHz、Adreno 512 GPU内蔵)を採用。液晶は2,160×1,080ドット(18:9)表示対応の5.99型で、コントラスト比1,500:1、輝度500cd/平方mを実現。指紋認証に加え、1,024カ所の特徴点による顔認証技術も備える。

 背面カメラは1,200万画素+500万画素のデュアルレンズで、PDAFをサポートするソニーのIMX386センサーとF1.8の明るいレンズ+SamsungのS5K4E8センサーとF2.0となっている。前面カメラは自撮りに特化した1,600万画素で、F2.2レンズを採用。美顔補正も搭載する。

 SmartisanがウリとするAndroidベースのOSは「Smartisan OS 4.x」となった。音声認識でメモが残せる「Idea Pills」は正式版となり、クラウドを介したPCとの連携が取り入れられた。文字入力時に文字を個々のアイコンに分解し、指での編集操作を容易にする「Big Bang」は2.2となり、音声入力に対応した。

 また、銀行から来る振込通知のSMSメッセージのポップアップ時に金額を伏せてプライバシーを保護する機能や、連絡先にない電話番号からの着信を自動で録音する機能なども追加。このほか、カメラアプリUIの一新、アクセシビリティ機能の向上、タスクマネージャーや通知センターの改良などが盛り込まれている。

 SIMはNano SIM×2。対応バンドは4Gが1/2/3/4/5/7/8/34/38/39/40/41、3Gが1/2/4/5/8/34/39/BC0/BC1、2Gが2/3/5/8/BC0/BC1。本体色はカーボンブラック、ワインレッド、シャインゴールドの3種類。バッテリは3,500mAhで、Quick Charge 3.0をサポート。本体サイズは73.36×154.36×7.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は156g。