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Google、VRなどに好適な"没入型"空間音響SDKを公開
2017年11月7日 19:07
Googleは6日(米国時間)、空間音響の開発環境(SDK)「Resonance Audio」を公開した。VRや360度動画などで求められる空間的な音の位置関係や反響処理を行なうSDKで、モバイルとPC問わずマルチプラットフォームで高速に実行されることが特徴。さらに、UnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンとの連携も可能で、高度な音響処理を身近に実装できるという。
Resonance Audioは高速なアルゴリズムが用いられていることが特徴で、壁面の材質による反響や、空間中の位置関係による音の遠近感をマルチプラットフォームで高速に処理することを可能とした。
VRや3Dゲームなど、リアルタイム性が求められるコンテンツではレイテンシ(信号処理による再生遅延)を低くしつつ処理負荷も最小に留めることが望ましく、こうした用途に好適となる。
また、軽量でありながら高度な処理も可能で、音の指向性や頭の方向などを加味し、聴感的により自然な音声の生成が可能になっている。DAWと連携して動作させることも可能なため、YouTubeなどでサポートされる、360度パノラマ動画の音声トラック編集などもできる。