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ワコム、ZBrushやMayaなどの3Dスカルプティング対応ペン

~3つのサイドスイッチで3D操作

ワコム、ZBrushやMayaなどの3Dスカルプティング対応ペン Pro Pen 3D
Pro Pen 3D

 株式会社ワコムは、3つのサイドスイッチを搭載した3Dコンテンツ制作用向けのデジタイザペン「Pro Pen 3D」を発売した。税別直販価格は11,000円。

 2016年10月以降に発売したペンタブレット「MobileStudio Pro」、「Centiq Pro」、「Intuos Pro」で使用可能なオプションペン。既存の「Pro Pen 2」と同様に筆圧8,192レベルに対応しながら、サイドボタンを3つに増やし、Pixologicの「ZBrush」やAutdodeskの「Maya」といった3Dアプリケーションを使ったスカルプティングをするさいのデザイン工程で、操作の選択肢を広げ、作業効率の向上を図れる。

 サイドスイッチのデフォルトの設定では、1つ目が右クリック、2つ目がパン(ホバリング時)やズーム(ペン接地時)機能、3つ目がタンブル(回転)などとなっているが、付属のソフトウェアで自由にカスタマイズ可能。現時点では、先に挙げたPixelogicとAutodeskの各種製品に加え、Dassault Systemesの「Solidworks」、Maxonの「Cinema 4D」、「Foundry Modo」、「Rhino」などへの対応が謳われている。

 後部に消しゴム機能は搭載されていないが、サイドボタンに消しゴム機能を割り当てられるため、2Dのソフトウェアでも高い作業効率を実現するとしている。

 このほか、ドライバのアップデートにより、新たにオンスクリーンキーパッド機能が追加された。3D CADでは数字の入力が多いが、この機能を使うことでペンを持ったまま効率よく数値入力できるとしている。