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ASRockのX299チップセット搭載Mini-ITXマザーが11月3日に国内発売

ASRockのX299チップセット搭載Mini-ITXマザーが11月3日に国内発売 X299E-ITX/ac
X299E-ITX/ac

 ASRockが5月末のCOMPUTEX TAIPEI 2017で発表した、Intel X299搭載Mini-ITXマザーボード「X299E-ITX/ac」が、日本国内で11月3日より順次発売される。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は52,500円。

 世界で唯一、LGA2066という大型のCPUソケットをMini-ITXのフォームファクタに“押し込んだ”製品。1世代前の「X99E-ITX/ac」では、CPUがメモリを4チャネルサポートしていたのにも関わらず、2チャネルに制限されていたが、X299E-ITX/acではSO-DIMMを採用することで4チャネルの実装ができ、多コアを利用するプログラムでより広いメモリ帯域を活用できる。

 また、従来はNarrow-ILMと呼ばれる規格のソケットとなっており、専用のCPUクーラーが必要であったが、X299E-ITX/acではネットワークコントローラやUSB 3.0 Hubコントローラ、M.2スロット、SATAコネクタ、USB 3.0前面パネルコネクタといった、実装スペースを消費するものに関しては、マザーボードに特殊のスロットを設け、ドータボードで垂直に実装することでスペースを削減、一般的なLGA2066ソケットとなった。そのため、CPUクーラーがそのまま利用できる。

 基板は10層。VRM電源部は7フェーズデザインで、60AのチョークコイルやDr.MOS、ニチコン製の12Kコンデンサの採用が謳われている。PCI Express x16スロットは1基で、スチールカバーによって強化。M.2ソケットはドーターボードに1基備えるほか、底面にも2基備えている。SATA 6Gbpsポートは6つ。

 メモリの最大クロックはDDR4-4000。背面インターフェイスは、USB 3.1×2(うち1基はType-C)、USB 3.0×4、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.2、音声入出力などを備える。

ASRockのX299チップセット搭載Mini-ITXマザーが11月3日に国内発売