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日本HP、VR開発向けのバックパック型ワークステーション
~Windows MRヘッドセットも投入
2017年10月17日 17:42
株式会社日本HPは17日、同社のVRに関する取り組みや、9月28日に日本で発表したワークステーション新製品を紹介する記者説明会を開催した。
冒頭では、同社執行役員 パーソナルシステムズ事業本部長 兼 サービス・ソリューション事業本部長の九嶋俊一氏が、VRへの取り組みについて説明した。
これまで何度かPC Watchでも取り上げているのだが、HPは現在3つの事業を基軸に製品戦略を展開している。1つ目はPCや2in1、ゲーミングPC、ワークステーションと言った、HPが従来から展開しており、事業規模がもっとも大きい「コア事業」。この事業では、最高の性能をユーザーに提供するだけでなく、近年問題になっているセキュリティ対策をしっかり行ない、「世界で最もセキュリティ性の高いPC」であることを謳う。
2つ目は「成長事業」で、Device as a ServiceやリテールのPOSシステムなど、「投資すれば明日にも効果が得られる」もの。そして3つ目が3Dスキャナ、今回の発表会のメインとなるVRやARといった「将来事業」。この分野に関しても積極的に投資を行なっていき、市場を創出していきたいとする。
市場が育って行くためには、コンテンツを制作する側とコンテンツを消費する側、両方が好循環をしていかなければならない。VRに関しても同じであり、そのためHPでは、VRコンテンツ消費用に、OMENやWindows MR(Mixed Reality)に対応したヘッドセットといったコンシューマデバイス、そしてVRコンテンツ制作用に、高性能なワークステーションやバックパック型ワークステーションを投入していくとした。
コンシューマ向けに投入するWindows MR対応ヘッドセットは、現時点では他社と横並びのスペックだが、頭に装着する部分に着脱式ケーブルを採用することで利便性を高めているとした。
また、同社(東京都江東区大島)内に設けているショールーム「カスタマー ウエルカム センター」でも新たにVRを体験できるコーナーを設け、ソリューションとしての導入を検討するさいの参考になるようにした。このほか、火星で人間100万人の暮らしをVRで疑似体験する学生向けの国際的なプロジェクト「Project Mars -Education League JP」の実施についても語られた。
VRを含む最新のワークフローをサポートするワークステーション群
続いて、HP パーソナルシステムズ ワークステーション担当 バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのチャビア・ガルシア氏が、9月28日に日本で発表したワークステーション新製品の特徴について説明した。
なお、9月28日の時点でPC WatchではHPのワークステーション製品を記事として取り上げていなかったため、ここで簡単におさらいしておこう。
1つ目は、バックパック型のワークステーション「HP Z VR Backpack G1 Workstation」。VRコンテンツの開発/制作に向いた製品であり、コンシューマ向けの「OMEN X by HP Compact Desktop P1000」がGeForceを搭載していたのに対し、本製品がQuadro P5200を搭載する点が最大の違いとなる。
バッテリパックは本体内に装着せず、ケーブルで腰の左右に置くことで容易な着脱を実現。本体内にもバッテリを内蔵しているため、左右のバッテリを同時に抜いて同時交換できる。
おもな仕様は、CPUににCore i7-7820HQ(2.9GHz)、メモリ32GB、Intel QM175チップセット、512GB TLC SSD、GPUにQuadro P5200(16GB)、OSにWindows 10 Proを搭載。インターフェイスは、Thunderbolt 3、USB 3.0×4、HDMI 2.0、Mini DisplayPort、音声入出力などを備える。
ドッキングステーションも付属しており、ショルダーから外して装着すれば、デスクトップとして使えるのが特徴。本体サイズは236.4×60.9×333.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.6kg(バックパックキットやバッテリ込みで4.658kg)。税別直販価格は58万円から。
ガルシア氏は、「HP Z VR Backpack G1 Workstationは、ドッキングステーションにつけて高性能ワークステーションとしてVRコンテンツを制作し、取り外してバックパックにすれば制作したコンテンツをそのまま確認できる。コンテンツの制作は、作っては手直し、作っては手直しの繰り返しなので、このようなソリューションが活きる。トレーニングやシミュレーション、製品開発におけるサイクルの短縮化、医療研究といった分野で活きる」とした。
2つ目は、新筐体を採用したデスクトップワークステーション「HP Z8 G4 Desktop Workstation」、「HP Z6 G4 Desktop Workstation」、「HP Z4 G4 Desktop Workstation」の3製品。税別直販価格は順に30万円、276,000円、189,000円。
Z4では最大10コアのXeon W-2100ファミリ、Z6/Z8では最大24コアのXeon Platinum 8100ファミリを最大2基まで搭載可能となっており、究極の性能を実現する。とくにZ8では、メモリを最大1.5TBを搭載可能で、スペック表にはないが、展示機にはQuadro GP100が搭載されていたなど、まさにモンスターと呼ぶにふさわしい構成となっている。
ガルシア氏は、「HPのワークステーションは性能面のみならず、信頼性やデザイン面にも重視して開発された。HPのワークステーションは、企業の知的財産といった重要なデータが保管されているため、信頼性については厳格に重視している。過去20年間で累計35万時間を超えるテストを実施している。一方、デザインにおいても、すべてのデザインの目的を意図してデザインをしているとし、他社との差別化を行なっている」とした。
デジタルワークフローは多様化してきており、ユーザーの複雑な要件に応えるのは難しいが、そのなかでも変わらないのが開発と展開の2つのプロセス。たとえば機械学習の開発(学習)では大量のデータを取り込んで処理する能力が求められ、展開(推論)では低レイテンシが求められる。VRの開発は3Dモデルのインポートや構築で、展開はトレーニングやショールームでの展示、エンターテインメント目的のものだ。この2つのプロセスに双方応えられるのが、Z8/Z6/Z4のラインナップであるとした。
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