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GALAXが久々のマザーボードを投入。Intel H110搭載

H110-M.2 PLUS

 中国のGALAX(Galaxy Microsystems)は、同社のホームページ上でIntel H110搭載マザーボード3製品の情報を公開した。PC Watchで確認できたGALAXの最新マザーボード製品は、2008年のnForce搭載モデルなので、9年ぶりの復活といったところだろうか。

 「H110-M.2 PLUS」と「H110-M.2」はいずれもM.2スロットを備え、NVM ExpressまたはSATA 6Gbps接続のM.2 SSDをサポート。違いはディスプレイ出力で、前者はミニD-Sub15ピン、DVI、HDMI出力の3系統であるのに対し、後者はHDMI出力を省いたものとなっている。また、前者の背面パネルはUSB 2.0×4およびGigabit Ethernetであるのに対し、後者はUSB 2.0×2でEthernet対応止まりだ。

 それ以外の仕様や特徴はほぼ共通で、ソケットはLGA1151で、Skylake/Kaby Lake世代のCPUに対応。2本のDDR4メモリスロット、SATA 6Gbps×3、PCI Express x16およびx1の拡張スロット、PS/2×2、音声入出力を備える。5フェーズのPWM電源回路、固体コンデンサの全面採用や密閉型のチョークコイル、静電気保護回路、オーディオ部が分離されたPCBなどを搭載している。

 一方「H110M-A」は、H110-M.2をベースに、M.2を省く代わりにSATA 6Gbpsを4ポート装備し、ディスプレイ出力はミニD-Sub15ピンとHDMIの2系統となっている。

 これらの製品は、同社を代表するHOFシリーズのようなオーバークロッカー向け製品ではなく、シンプルなローエンドモデルで、低価格市場にフォーカスしている。今後ハイエンドの展開に期待したいところだ。

H110M-A