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NVIDIA、16GB HBM2搭載、倍精度5TFLOPS、単精度10TFLOPSの「Quadro GP100」
~2枚を80GB/sで繋ぐNVLINKにも対応
2017年2月6日 08:00
米NVIDIAは6日(現地時間)、ワークステーション向けGPUをPascalベースへと刷新し、HBMを搭載する「Quadro GP100」などを発表した。
Pascal世代の製品としては既にP6000/P5000が発表されているが、GP100はビデオメモリに、GDDR5Xではなく、高速なHBM2(16GB)を採用する。また、GP100は、32bit浮動小数点(単精度)CUDAコア3,584基/64bit浮動小数点(倍精度)CUDAコア1,792基を搭載し、倍精度は5TFLOPS、単精度は10TFLOPS、半精度は20TFLOPSと倍精度でも高い性能を実現。
これにより、1台のワークステーションで、3Dデザインと物理シミュレーションなどを同時にこなすことができ、生産性を大幅に向上できるとしている。また、2枚のビデオカードを2つのブリッジにより、80GB/sで接続するNVLINKにも対応する。
接続インターフェイスはPCI Express。ディスプレイインターフェイスは、DisplayPort 1.4×4とDVIを装備し、4台の4K(4,096×2,160ドット)/120Hz、あるいは5K(5,120×2,880ドット)/60Hzディスプレイに同時接続できる。
このほか、下位モデルのP4000、P2000、P1000、P600、P400も発表。それぞれMaxwellアーキテクチャの前世代と比べて1.3~2倍の性能向上を果たしている。