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EIZO、全辺のベゼルが狭額化されたフルフラットの24.1型WUXGA

EV2456

 EIZO株式会社は、FlexScanシリーズから液晶ディスプレイの全辺を狭額縁化させた24.1型の「EV2456」および、23.8型の「EV2451」を発表した。価格はオープンプライスで、直販価格は前者が62,640円、後者は42,984円。11月18日より順次発売する。

 24.1型のEV2456は解像度がWUXGA(1,920×1,200ドット)、23.8型のEV2415はフルHD(1,920×1,080ドット)となっており、ともにブラックとホワイトの2色を用意する。ただし、ホワイトのみ12月21日の発売となっている。

 “フレームレス・フルフラット液晶”を謳っており、現行機種EV2455とEV2450のフレームのスリム化とスタンド機能の向上を図ったモデル。画面左右と上部のベゼルはEV2455とEV2450と同じ1mmだが、画面下部の非表示エリアの長さはEV2456が現行機種に対して31%短くなり、結果11.7mmを実現。EV2451の方でも29%減され、ベゼル幅は11.3mmとなった。

 また、ボタンおよびセンサーの小型化と形状を工夫することでディスプレイ下部が表示部分から非表示部分にかけてフラットになっており、ディスプレイを複数台並べた場合の違和感がこれまで以上に軽減されている。

 スタンドが新規に開発され、昇降範囲が広がっているのも特徴。EV2456では現行機種に対して27.6mm拡大で範囲が158.6mmに、EV2451は32.7mmの拡大で範囲が172.7mmになっている。さらに耐震性能を維持したまま台座を縮小し、直径が従来比で43mm小型化。デスクスペースをより有効に活用できるようになった。

 11月18日の10時より、新しいマルチディスプレイ用のソフトウェア「SCREEN INSTYLE」の提供が始まり、本製品はこれに対応。1台のディスプレイの電源を落とすだけで、ほかのディスプレイも追随してオフにしたり、全台まとめて輝度/コントラスト/色温度などが連動して適用されるようになる。このほかにも、指定アプリが前面に来た際に画面表示モードを変える「オートカラーモード」や、時間帯によって色温度を変える「サーカディアン調光」をサポートする。

 背面のデザインもブラッシュアップされており、クイックリリースやスピーカー、通風口の位置を見直すことでデザイン上の野暮ったさを軽減。ケーブルを極力見えないようにするためのケーブルカバーも同梱されている。なお、背面にはNUCなどのコンパクトPCを取り付けるためのオプションのマウント金具を取り付けることができる。

 両モデルともインターフェイスは、DisplayPort、HDMI、DVI-D、ミニD-Sub15ピン、USB 3.0×2。

 スタンドの機能は、上35度~下5度のチルト、左右344度のスイベル、左右90度のピボットに対応する。


 以下、実機写真を掲載している。

EV2456
従来機種との比較
最大に下げた状態
最大に上げた状態
ピボット時
画面下部もフラット
新型スタンド
小型化されたスイッチ
写真のようにディスプレイ下部に組み込まれている
背面
カバー取り付け時