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レノボ、世界最薄最軽量の10.1型2in1「YOGA BOOK」

YOGA BOOK(ガンメタルグレー)

 レノボ・ジャパン株式会社は、世界最薄/最軽量を謳う10.1型2in1「YOGA BOOK」を発売した。10月中旬より順次出荷開始する。

 ラインナップおよび税別直販価格は、Android/Wi-Fi版が39,800円、Android/LTE版が44,800円、Windows/Wi-Fi版が52,800円、Windows/LTE版が59,800円。

 Android版は「YOGA BOOK」という名称で直販のみ、本体色はガンメタルグレー、シャンパンゴールド、カーボンブラックの3色を用意。Windows版は「YOGA BOOK with Windows」という名称で直販に加え量販店にも展開、本体色はカーボンブラックのみとなっている。

 タブレットと物理キーボードを備えた2in1デバイスの中間という新カテゴリとして位置付けられる。液晶が360度回転し、クラムシェルノートのように利用できるが、キーボードは完全にフラットなタッチキーボード「Haloキーボード」となっており、これにより世界最薄の4.05mm(液晶側、本体側は5.55mm、クラムシェル時9.6mm)と、約690gの軽量性を実現した。

 そのHaloキーボードは、言わばソフトウェアキーボードのようなものだが、ThinkPadを開発する大和研究所の監修を受け、ThinkPadと同じキー数を維持しつつ、キーピッチ18.1mmを実現。バイブレーションによるフィードバックも備えた。日本語配列に対応し、予測変換をサポートするほか、ユーザーの入力のクセを学習してキーの位置を自動調整する機能を備える。

 また、ワコムと共同開発したEMR方式ペン「REAL PEN」を同梱。画面に直接ペンで書き込むことが可能なほか、「BOOK PAD」と呼ばれる下敷きの上に紙を敷き、それをキーボード上に載せて、紙にボールペンとして書き込みつつ、そのデータをデジタルな筆跡として取り込むことも可能となっている。

ワコムのペンはキーボード側で書くこともできる
YOGAシリーズお馴染みとなったウォッチバンドヒンジ

 OS以外の仕様はほぼ共通で、SoCにAtom x5-Z8550(1.44GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB、ストレージ64GB、1,920×1,200ドット(WUXGA)表示対応10.1型IPS液晶ディスプレイなどを搭載する。

 インターフェイスはmicroSDカードスロット、Micro USB 2.0、Micro HDMI出力、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、200万画素前面/800万画素背面カメラ、音声入出力などを搭載する。LTEモデルはNano SIMカードスロットを備える。

 センサーはモデルによって若干異なり、Android版はデジタルコンパス、光、加速度、近接、GPS、GLONASSを装備し、LTEモデルではさらにA-GPSを備える。一方Windows版はデジタルコンパスがなく、LTEモデルでもA-GPSを備えていない。LTEモデルの対応バンドは、FDD LTEが1/3/5/8/9/18/19、TDD LTEが38。W-CDMAが1/3/5/6/8/9/19となっている。

 バッテリは8,500mAhのリチウムポリマーで、駆動時間はAndorid版が約15時間、Windows版が約13時間。本体サイズは約256.6×170.8×9.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約690g。

YOGA BOOK(シャンパンゴールド)