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NEC DS、国内未発表のベゼルレスIPS液晶などを公開
2016年7月8日 20:23
NECディスプレイソリューションズ株式会社は8日、同社ショールームにて、事業概要説明およびメディア向けのショールームツアーを開催した。
NECディスプレイソリューションズ ショールームは、東京都港区三田一丁目4-28 三田国際ビル1Fにあるスペースで、同社の持つ液晶ディスプレイ、プロジェクタ製品および、それらを含めたソリューションが展示されている。見学予約を行なうことで、法人/団体/官公庁であれば無料で見学できる。
メディアツアーでは、プロジェクタや液晶ディスプレイ、さらにそれらとソフトウェアや他社の製品とを組み合わせたソリューション展示の解説が行なわれた。ショールームには、半透明の台に裏側から映像を投影したディスプレイスタンドや、プロジェクションマッピングのデモ、PC搭載の液晶ディスプレイなどが展示。
また、日本未発表となる、IPSパネルを採用した23型/24型のベゼルレスPC向けIPS液晶ディスプレイや、サイネージ向けの超高輝度液晶ディスプレイも特別に設置されていた。
事業概要説明ではNEC パートナーズプラットフォーム事業部長の浅賀博行氏、NECディスプレイソリューションズ株式会社 執行役員の中谷久嗣氏が登壇。
浅賀氏は、ショールームはB2B市場にターゲットを置いており、セミナーの開催など商品紹介を通じて案件を発掘する場としての役割と、機材を持ち込み実使用環境を再現した、実機の確認作業を行なえるスペースを確保し、顧客との動作検証を行なえるスペースという2つの役割を持っている場であると説明した。
中谷氏は、NECディスプレイソリューションズの会社概要などを説明。
同社はNECの中でも海外の売上比率が高く、北米中南米で35%、欧州(ロシア/中近東/アフリカ含む)36%、中国14%、アジア太平洋で6%で海外が91%を占めており、国内は9%に留まるという。これはCRTディスプレイ全盛期時代に「MultiSync」ブランドで世界的に市場を席巻したことや、海外発信の製品開発も多いためだという。
目指す姿としては、液晶ディスプレイやプロジェクタなどの映像製品と、NECのソリューションやデバイス、他社ソリューションやデバイスと組み合わせ、ICTソリューションを提供していきたいと述べた。