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NEC、デイジーチェーン接続対応の4辺ベゼルレス23.8型液晶ディスプレイ
~3辺ベゼルレスモデルも
2016年9月28日 11:00
NECは、「MultiSync」ブランドより、ベゼルレス設計の法人向け23.8型/21.5型液晶ディスプレイ「LCD-EX241UN」、「LCD-E221N/241N」の計3製品を発売する。価格は全てオープンプライス。発売はLCD-EXシリーズが10月31日、LCD-Eシリーズが11月25日。
監視センターや金融関係、Web/書籍編集など、広い卓上スペースが必要な業務でも、効率的なレイアウトによりマルチディスプレイ環境を構築可能であるとする。
MultiSync LCD-EX241UN
EX241UNは、4辺ともに0.8mmという狭ベゼル設計を採用した23.8型液晶ディスプレイ。従来機「EA244WMi」と比較して26mmの薄型化、約2kgの軽量化を実現した。
DisplayPortを入出力ともに1基ずつ用意し、デイジーチェーン接続に対応。最大4画面のマルチストリームトランスポートに対応する。また、OSDメニュー設定などをリンクさせる「ControlSync」のデイジーチェーンにも対応し、親機設定したディスプレイとの設定同期や、個別調整が可能。
液晶パネルはIPS方式を採用し、別売ソフトとセンサーを利用したハードウェアキャリブレーション、輝度ムラ/色ムラ補正に対応。正確で均一な画像表示を謳う。ただし、カバーする色域などについては明記していない。
第三者認証機関(TÜV Rheinland社)から認証を取得したフリッカーフリー設計やブルーライト低減モードを備える。
オプションの照度/人感センサー「KT-SS1」を利用すれば、周囲の明るさに合わせた自動調光や離席/在席感知によるパワーセーブモード切替が可能。
付属するスタンドは、上30度/下5度のチルト調整、340度スイベル、100mmの高さ調整のほか、左右両方向のピボットに対応。さらに、マルチディスプレイ環境への納入を想定し、受注生産でスタンドなしモデルも用意する。
主な仕様は、解像度がフルHD(1,920×1,080ドット)、表示色数は約1,677万色、輝度は250cd/平方m、コントラスト比は1,000:1(最大5,000:1)、応答速度は6ms(中間色)、視野角は上下/左右それぞれ178度。非表示領域は上左右辺が5.38mm、下辺が8.02mm。
インターフェイスはミニD-Sub15ピン、DVI-D、HDMI、DisplayPort 1.2×2(1基は出力)、3.5mmステレオミニジャック。1W+1Wのスピーカー、USB 3.0×3のHubを内蔵する。
本体サイズは537.8×204.3×369.7~469.7mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約5.6kg。本体色はブラックとホワイト。
MultiSync LCD-E221N/241N
E221N/241Nは、3辺スリムベゼル設計の21.5型、23.8型液晶ディスプレイ。
上左右辺に幅1mmの狭ベゼルを採用。スタンドはEX241UNと同じく左右両方向のピボットに対応し、縦左右2画面構成の際に中央のベゼル幅が薄くすることができるほか、小型デスクトップPC「Mate タイプMC」を背面にマウント可能。
フリッカーフリー設計やブルーライト低減モードを備える。
違いは画面サイズのみで、主な仕様は、フルHD(1,920×1,080ドット)IPSパネル、表示色数は約1,677万色、輝度は250cd/平方m、コントラスト比は1,000:1(最大5,000:1)、応答速度は6ms(中間色)、視野角は上下/左右それぞれ178度。非表示領域は上左右辺が5.38mm、下辺が8.02mm。
インターフェイスはミニD-Sub15ピン、HDMI、DisplayPort 1.1a、3.5mmステレオミニジャック。1W+1Wのスピーカーを内蔵する。
スタンドは、上20度/下5度のチルト調整、左右45度スイベル、110mmの高さ調整、左右両方向のピボットに対応。
本体サイズ/重量は、21.5型が488.1×213.9×359.8~469.8mm(同)/約5kg、23.8型が538.6×213.9×373.9~483.9mm(同)/約5.5kg。本体色はブラックとホワイト。