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Windows 10無償アップグレードの通知画面が7月1日から変更

~ウインドウを閉じるとアップグレードをキャンセルに

新しい通知画面

 日本マイクロソフト株式会社は1日、Windows 7/8.1に搭載されたWindows 10無償アップグレードの通知画面を変更し、アップグレードを辞退する選択肢を追加したことを発表した。

 これまでの無償アップグレードの通知画面でも、アップグレードスケジュールの変更やキャンセルはできたが、ポップアップを閉じただけではアップグレード予定はキャンセルされず、そのままにしておくと、自動的にあらかじめ予定された日時にアップグレードが開始される仕様だった。

従来の通知画面。このままウインドウを閉じると、アップグレードは自動的に開始される

 この点が分かりにくく、不意にアップグレードが始まってしまうユーザーも多くいたため、先日、消費者庁もその注意を喚起する案内を公開していた。

 そういったフィードバックを得て、7月1日から新しく導入された通知画面には、「今すぐアップグレード」、「日時を指定」に加え、「無償アップグレードを辞退する」ボタンが独立して追加。また、この画面を閉じるとアップグレードはスケジュールされなくなった。

 ユーザーの声に応えた形では改善ではあるものの、すでに意図しないアップグレードが始まったユーザーも少なくない。無償アップグレードの期限もあと1カ月を切っており、遅きに失した感は否めない。