やじうまミニレビュー
硬貨サイズのミニコレクション。エポック「カプセルコレクション 手のひらPC&サプライ」
2020年7月22日 09:10
近年のカプセルトイでは、ゲーム機やカメラ、白物家電など、リアル志向のミニチュアが続々登場しつつある。本物を所有している人や、業界内の人が見ても「オッすごい」と思ってしまうような精密なミニチュアが、ほんの数百円で手に入るのだから恐れ入る。
そんななかで、PCユーザー垂涎といえるアイテムが、エポックの「カプセルコレクション 手のひらPC&サプライ」だ。PC本体やさまざまな周辺機器をミニチュア化した一品で、スケールは実測で10分の1程度。メーカー希望小売価格は200円(税込)、全5種類がラインナップされており、運がよければトータル1,000円で入手できる。
ラインナップされているのは、以下の5種類だ。
・モニター&スマホ
・ノートPC&DVDドライブ
・デスクトップ&ポータブルHDD
・キーボード&USBマウス
・ペンタブ&ワイヤレスマウス
いずれも特定のメーカーの特定のモデルをミニチュア化したわけではなく、あくまで「各デバイスごとの普遍的な形状」なのだが、そのぶん「これは某メーカーのアレを参考にしたのでは」と、過去のモデルを思い起こしながら想像する楽しみがある。こうしたPC周りのデバイスに詳しい人であれば、それだけで盛り上がれるだろう。
ディテールも、たとえばキーボードはEnterキーがきちんと日本語JIS仕様の形状になっていたり、どこかのアライアンスとそっくりなロゴが印刷されていたりと、最小限のディティールの中にも、きちんと「わかっている」仕様を取り入れているのが秀逸だ。
また特筆すべきなのは、それぞれにリード線を用いたケーブルが付属しており、デバイス同士を接続できることだ。たとえばノートPC&DVDドライブであれば、DVDドライブをノートPC側面のポートに接続できるし、キーボード&USBマウスを、デスクトップにつなぐこともできる。
発売は2019年12月とやや前だが、最近になって再販が行なわれたようで、入手性は比較的高い。個人的には今回のようなノーブランド以外に、特定のモデルをミニチュア化したコレクターズアイテムも見てみたいが、まずは今回のシリーズが売れないとはじまらないだろう。ぜひ全種類ゲットして、ミニチュアPCおよび周辺機器の世界を楽しんでほしい。