PC短評
2.5インチSSDよりも小さいカード型PC「ZBOX PI225-GK」
2020年5月21日 06:00
株式会社ゾタック日本の「ZBOX PI225-GK」は本体サイズが約95.4×63×8mm(幅×奥行き×高さ)、重量80gと小型で軽量なミニPCだ。直販価格は税別29,800円。
低価格ながらOSにWindows 10 Proを搭載。CPUはGemini Lake世代のCeleron N4000(2コア/1.1GHz、ビデオ機能内蔵)で、メモリは4GB、ストレージには64GB eMMCを備える。Windowsを使う上ではほぼ最小限の仕様と言ってもいいだろう。
インターフェイスはUSB 3.0 Type-C×2、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0、microSDカードスロットを装備。付属のUSB 3.0 Type-C変換アダプタを使うことで、USB Type-A×2とHDMI出力が利用できる。
そのほかの付属品は、5V/3A出力のMicro USB ACアダプタ、4種類のユニバーサルプラグ、OSリカバリ用USBメモリ、VESAマウントなど。
本体サイズは小型で、ファンレス駆動により無音で動作するため、寝室などに設置しても気にならない。一方で動画再生を続けるなど、高負荷の処理が続くと本体が60℃以上とかなり高温になるため、風通しのいい場所に設置したほうが良い。
リモートワークなどのメインPCとして使うには、メモリ容量4GBと64GBのeMMCでは若干心もとないが、YouTubeの動画再生やメールチェックなど、軽めの作業をシングルタスクで行なうくらいなら問題なく行なえる。使わないときは容易にしまえるので、予備としてもおすすめだ。