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Mac標準「メモ」にはない多彩な機能を搭載!人気急上昇中の「UpNote」が超優秀で便利すぎる

 Macで使いやすいメモアプリを探しているけれど、Apple純正の「メモ」では物足りない、でも多機能過ぎるものは使いこなすのが難しそう……そんな悩みを抱えていませんか? そこでおすすめしたいのが、シンプルで直感的なユーザインターフェイスを備えながら、機能と使いやすさのバランスが絶妙な「UpNote」です。本記事では、標準「メモ」やほかのメモアプリからの乗り換え先として大きな注目を集めるUpNoteの魅力を余すことなくお伝えします。

UpNoteは、多機能と使いやすさを両立したメモアプリです

“ちょうどいい”メモアプリ

 UpNoteの大きな特徴の1つと言えるのが、ユーザインターフェイスが実にシンプルで見やすいという点です。多機能なメモアプリにありがちな複雑さや使いにくさがないため、誰もが直感的に操作できるでしょう。

 Macに標準搭載されている「メモ」では機能が物足りないものの、他のメモアプリは使いにくくて断念してしまった……、そんな人にとって“ちょうどいい”選択肢と言えます。

 また、UpNoteは、Macだけでなく、iPhoneやiPad、Windows、Androidにも対応しています。すべてのデバイスでメモを同期できるため、Macで書いたメモをiPhoneで確認したり、Windowsで編集した内容をMacで開いたりすることも可能です。

 仕事やプライベートで複数のデバイスを使い分けている人にも使いやすいツールといえます。

UpNoteは、MacのApp Storeから無料でダウンロードできます
起動するとアカウントの作成を促されます。案内に沿って作成しましょう
アカウントの作成が終わると、メインウインドウが表示されます。英語表記になっているので、ウインドウ右上の歯車ボタンをクリックして設定パネルを開きましょう
下側にある[English]部分をクリックするとプルダウンメニューが開きます。[日本語]を選択しましょう。これで準備は完了です

あらゆるユーザを満足させる機能が盛りだくさん

 UpNoteは、Mac標準の「メモ」にはない便利な機能を数多く搭載していますので、代表的なものを紹介していきましょう。

  1. 多彩な書式設定
    たとえば、Mac標準の「メモ」では段落書式として見出しを1種類しか選択できませんが、UpNoteではなんと6種類の見出しを設定可能です
  2. マークダウン記法対応
    見出しなどの属性を維持したまま、ほかのアプリにコピー&ペーストできます。WordPressなどのブログ作成ツールを使っている人は、書式ごとコピー&ペーストできる点が大きなメリットです
  3. 目次の自動作成機能
    メモの中にある見出しを抽出して「情報」パネル内に目次として表示してくれます。目次を見れば、メモ内の目当ての場所に素早く移動できます
  4. 文字数や単語数のリアルタイムカウント
    文字数や単語数が「情報」パネルにリアルタイムで表示されます。特に、決まった文字数で文章を書くときに便利です
  5. コードブロック機能(有料プラン限定機能)
    HTMLやPythonなどの言語を自動認識してコードを色分け表示してくれます。プログラミングコードの可読性が向上するため、開発者やエンジニアなどには有難い機能でしょう
  6. テンプレート機能
    定型フォーマットのメモを素早く作成できます。たとえば、読書メモや会議の議事録、ToDoリストなど、頻繁に使うフォーマットをテンプレートとして保存しておけば、統一感のあるメモをすぐに作成できます
  7. バージョン履歴機能
    誤ってメモの一部を上書きしてしまった場合でも、過去のバージョンを遡って復元できるため、安心して編集できます
  8. タイプライター機能
    タイプライターで文字を打つときのように、常にウインドウの中央で行が固定されます。視線を維持しながら入力できるので、特に長い文章を書くときに便利です

 このようにUpNoteにはMacの「メモ」にはない実に便利な機能がたくさん搭載されており、Macで日々ライティング作業をするあらゆるユーザのニーズに応えます。

 そのほかにもオリジナルの機能はいくつか搭載されていますが、ここで紹介したものだけでもすぐに試してみたいと思いませんか?

見出しを6段階に設定できます。見出しの指定や太字、斜体などの文字修飾は、ウインドウ下側にある[書式]バーから指定します
右クリック(または[Control]キー+クリック)でコンテキストメニューを開いたら、[Markdown]→[Markdownとしてコピー]を選択。属性を維持したままほかのマークダウン対応アプリにペーストできます
ウインドウ下側の[情報]ボタン([i]マーク)をクリックするとウインドウ右側に情報パネルが開きます。見出しを元に自動的に作成された目次が表示されます
情報パネルには、文字数や単語数などが表示されます。メモに文字を入力していくと、リアルタイムに反映されます
コードブロックでは、コードの色分け表示(シンタックスハイライト)が可能です(有料プラン限定機能)。自動で言語の種類を判別してくれますが、ユーザが指定することも可能です
テンプレート機能は、同じ体裁のメモを繰り返し作りたいときに便利です
保存したテンプレートは、新規メモを作成した直後に[テンプレートから選択]をクリックして呼び出せます
ウインドウ上部の[バージョン履歴]ボタンを押すと、メモの編集履歴を遡って確認できます。過去の状態に戻したいときは、任意の履歴を選んでから[復元する]をクリックします
常に最前面に表示する機能も便利です。Safariなどで調べ物をしているときでも、UpNoteのウインドウを最前面に表示できます
常にウインドウの中央で文字入力ができるタイプライター機能もおすすめ。視線の移動を減らし、入力に集中できます

標準「メモ」でお馴染みの便利機能もしっかり搭載

 実際にMac標準の「メモ」から乗り換えを検討する場合は、これまで「メモ」で使っていた機能が搭載されているかも気になるところでしょう。しかし、その点もご安心を。UpNoteは標準「メモ」が搭載する主要な機能もしっかりとカバーしています。

 まず、メモには画像やPDF、テーブル(表組み)、チェックリストなど、標準「メモ」で挿入可能なものにすべて対応。複数ページのPDFのプレビューに関しては、サムネイルの表示や見開き表示、ズームなど、さまざまな方法で閲覧できるのでより使いやすいと感じるでしょう。

 また、メモの管理に関しては、複数のメモを束ねる「ノートブック」を利用することで、標準「メモ」のフォルダのような階層管理が可能です。さらに標準「メモ」で可能なメモのピン固定や、ハッシュタグによるメモの整理、ほかのメモへのリンクもサポートしています。

 「メモ」から移行した当初は多少慣れが必要なものの、これまで利用していたほとんどの機能は実装されているため実用に困ることはありません。

UpNoteでは画像やPDFに加え、テーブル(有料プラン限定機能)やチェックリストも利用可能。テーブルは、セルに背景色を指定したり、複数のセルを結合したりできます
無料プランでも画像の挿入はできますが、有料プランならPDFなどさまざまなファイルを挿入できるようになります。プレビューエリアが狭いと感じたら、エリア右上の鉛筆マークをクリックして[PDFプレビューの高さ]を選んでから調節しましょう
標準「メモ」のフォルダに相当する「ノートブック」は、無制限に入れ子にすることができます
よく使うメモは[ピン留め]することでリストの最上部に表示させることができます
メモにハッシュタグを書き込むと、ウインドウ左側の[タグ]エリアに追加され、あとから素早く該当するメモを探し出せます
ほかのメモへのリンクを挿入することもできます。キーボードから「[[ 」と入力すると、最近作成したメモのリストが表示され、素早くリンクを設定できます

柔軟な料金プランが魅力

 UpNoteは無料でも基本的な機能を利用できますが、無料プランでは作成できるメモの数が50件までという制限があります。まずは試してみて、気に入ったら有料プランを検討するのが良いでしょう。

 有料プランには、月額300円のサブスクリプションと5,000円の買い切りプランの2種類があります。月額300円という価格は、クラウドで同期できるメモアプリとしてはかなりリーズナブルではないでしょうか。

 長期的な利用を考えている場合は、5,000円の買い切りプランのほうがさらにお得です。一度の支払いで全機能を無制限に利用できるため、コストを抑えながら安心して使い続けられます。

 サブスクリプションと買い切りの両方が選べる柔軟な料金体系も、UpNoteの魅力の1つです。「いくつかのメモアプリを試してみたけれど、しっくりくるものがなかった……」。そんな人は、ぜひ一度UpNoteを試してみてください。

無料版は作成できるメモが50件までに限られます。有料プランにすると、無制限にメモが作成できるほか、コードブロックやテーブル、ファイルの挿入、メモのロック機能などが使えるようになります