編集部・ライターの今年“これ買った”!

令和最新のドラム洗濯機は手入れが月イチで済む優れものだった

このコラムは、編集部員やライターがこの1年を振り返り、実際に買って「良かった!」と思う製品を簡単に紹介するコーナーです。
日立のドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム BD-STX120HR」

 11月中旬に日立のドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム BD-STX120HR」を購入した。価格は、設置費や旧品引き取り料込みで約31万円だった。

 筆者はこれまでも日立のビッグドラムを使っていた。確か購入したのが2012年なので、ちょうど10年くらいたつ。こういった白物家電は10年くらいが寿命と言われている。実際筆者が使っていたものも、まだ使えてはいたが、おそらく温風ダクトの奥の方の手の届かないところにホコリがたまり、乾ききらないことこそないが、乾燥にえらく時間がかかるようになった。10年使ったので、こんなものだろうということで買い換えることにした。

 これまでのビッグドラムが筆者にとって初の洗濯乾燥機だった。やはり、洗濯物を干さないでも、突っ込んでボタンを押せば乾くのは便利なことこの上ない。ただ、ある程度の手入れは必要だった。乾燥フィルタのホコリ取り、ドラムのパッキンのホコリ取り、そして糸くずフィルタの掃除だ。

 乾燥フィルタには、乾燥後にそれなりにホコリが付着しており、毎回付属のブラシでホコリを除去する必要がある。加えて、ドラムのパッキンにもホコリがたまるので、これも毎回拭き取っていた。糸くずフィルタにもホコリと洗剤などが混ざった汚れがたまるので、月1くらいだが掃除する必要がある。

 それぞれ数分程度の作業だが、面倒は面倒だ。そういった観点から選んだ新製品が再度となるビッグドラムだった。最新のBD-STX120HRは、洗濯時に温風ダクト内を水で掃除する機能が付いたことで、乾燥フィルタ自体がなくなり、手入れの必要がなくった。パッキンについても同様に水流でホコリを取り去る機能が搭載され、掃除する必要がなくなった。糸くずフィルタは残っているが、大型化され、月1回程度の手入れで済むようになったのだ。

 また、手入れではないのだが、洗剤と柔軟剤の自動投入機能が付いたので、これらもタンクに入れておけば、洗濯物の量にあわせて自動で計量して投入してくれる。柔軟剤の香りを強めに残したい場合は、少し投入量を増やすといった機能もある。

 つまり、月1回程度の糸くずフィルタの掃除と洗剤/柔軟剤の追加投入を除いては、メンテのようなものがいらないのだ。ちなみに、洗濯、脱水、乾燥時の騒音は、旧製品も気にならないレベルだったが、新製品は輪をかけて小さくなっている。

 惜しいのが、洗剤/柔軟剤が切れかかるとAmazonに自動で注文してくれる機能もあるのだが、Amazonに売られている柔軟剤がタンク5~6杯分くらいの超ビッグサイズしかなく、実質使えない機能になっている点。それを除けば、満足度はほぼ満点と言っていい。