簡単なのにすごい! Photoshop 1分講座

オブジェクトの形に合わせてテキストを抜く「塗り」の使い方

 今回はPhotoshopのレイヤーの「塗り」の特性を利用したテキストの効果を作ります。使用する画像は以下です。背景に木の板のレイヤー、上にカメラレンズのレイヤーがあるドキュメントになります。

動画版
ツールパネルから横書き文字ツールを選択しカンバス上をクリック、「SHUTTER」と入力します
プロパティパネルからフォントやサイズを設定します。今回はフォントをM+1c heavy、サイズを290ptに設定しました
ツールパネルから移動ツールを選択しテキストを中央に移動します
テキストレイヤーの右をダブルクリックしてレイヤースタイルを開きます
レイヤースタイルの境界線を選択、チェックを入れます。サイズを5px、位置を中央、色を白に設定してOKを押します
テキストレイヤーをCtrl(mac : command)+Jで複製します
複製したテキストレイヤーをLENSのレイヤーの下に移動します
上のテキストレイヤーの「塗り」を0%にします。するとレイヤースタイルの境界線だけが残り、元のテキストが透明になりました。補足として、レイヤーの不透明度はそのレイヤー全体の透明度を変えますが、塗りではレイヤースタイルで追加した効果には反映されないという特徴があります
Ctrl(mac : command)を押しながらテキストレイヤーを2つとも選択して動かせばレンズの部分だけが塗りが透明になるのが分かります
パパ

映像制作会社などを経て2017年フリーランスとして独立。現在はSNSを中心にPhotoshopの作品メイキング、チュートリアルを投稿している。複数の写真を使い1枚のアート作品を作るフォトマニュピレーションの動画は200万回再生を超え、現在YouTubeのチャンネル登録者数は約11万人、Twitterフォロワーは約6万5千人。また2022年10月からAdobe Community Evangelistとして 講師やセミナー、メディア出演、書籍執筆などを通しノンデザイナーやノンプロ向けに「作れる面白さ」を精力的に発信している。Twitterは@StudioT_ppp