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PFU、最高80枚/分の高速読み取りを実現したA3ドキュメントスキャナなど

fi-7480

 株式会社PFUは、最高80枚/分の読み取りを実現したA3ドキュメントスキャナ「fi-7480」と60ipmのスタンダードA3ドキュメントスキャナ「fi-7460」を4月22日、27枚/分のA4ドキュメントスキャナ「fi-7030」を5月31日に発売する。

fi-7480/fi-7460

 fi-7480/fi-7460は「fi-5330C2」の後継製品で、従来製品から設置面積を12%縮小し、クラス最小サイズを実現した。また、上位機種で実績のあるブレーキローラーによる確実な原稿分離、斜行補正機構による原稿の傾き抑制機能を搭載する。

 排出口付近には2カ所のスロープを設け、原稿の両サイドを支えることで、搬送路における原稿の折れ曲がりを防止。特に薄紙の読み取り時に有効だという。新たに手差し・単送モードも備え、複数枚綴りの伝票や封筒などを読み取れる。

 加えて、音(Intelligent Sonic Paper Protection)および原稿の移動量(原稿たわみ検知)で検知する原稿保護機能を搭載し、原稿破損のリスクを最小限に抑える。読み取り終わった原稿の排紙スピードを制御し、積み上げの乱れやばらつきを抑制する機能を備える。さらに、排出トレイにスライダーを設け、原稿面に隙間を設けることで、原稿間の摩擦を軽減。排紙の押し出し落下や、原稿の後端折れ曲がりを防止する。

 ソフトウェア面も改良を施し、TWAIN/ISIS対応スキャナドライバ「PaperStream」は文字やカラー原稿を自動的に識別し、視認性に優れたイメージに補正。オペレーター向けに読み取り機能に特化した簡易画面と、管理者向けの標準画面の2つを持った新UIとなった。また、キャプチャリングソフトウェア「PaperStream Capture」も、管理者向けとオペレーター向けの画面を用意し、それぞれの業務フローに特化することで操作性と生産性向上を図った。

 読み取り速度はfi-7480がA4横/200dpiまたは300dpi時で最大80枚/分(160面/分)、fi-7460が同条件時で60枚/分(120面/分)。縦ではそれぞれ65枚/分(130面/分)、50枚/分(100面/分)となる。1日あたりの読み取り目安は前者が12,000枚、後者が9,000枚。

 それ以外の仕様はほぼ共通で、センサーがカラーCCD×2(表面/裏面)、光源が白色LED×4(同)、最大解像度が解像度は600dpi。対応用紙サイズは50.8×69~297×420mm(A3縦)、原稿の厚さは27~413g/平方m、給紙枚数はA4で100枚、A3で50枚。本体サイズは380×209×168mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.6kg。

 税別価格はfi-7480が40万円、fi-7460が30万円。

fi-7030

fi-7030

 fi-7030はA4用紙対応のエントリーモデルで、従来の「fi-6110」の後継となる。価格はオープンプライスで、直販税別価格は60,000円。

 ブレーキローラの搭載や新ソフトウェアの特徴などは上記2モデルと共通。また、プラスチックカード(運転免許証など)の読み取りに対応する。

 主な仕様は、センサーがカラーCCD×2(表面/裏面)、光源がRGB LED×2(同)、読み取り速度がA4縦/200dpiまたは300dpi時で27枚/分(54面/分)。対応用紙サイズは50.8×50.8~210×297mm(A4縦)、原稿の厚さは40~209g/平方m、給紙枚数は50枚。本体サイズは290×146×130mm(同)、重量は2.9kg。

(劉 尭)