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東芝、バッテリ駆動時間が5時間伸びた法人向け15.6型dynabook

~指紋認証もサポートした2015年夏モデル

「dynabook Satellite B75/R」

 東芝は13日、ビジネス向けdynabookの「Satellite」シリーズに、2015年夏モデルとして15.6型の製品を2機種投入する。販売は7月下旬より順次開始される。

 Satelliteシリーズは、省電力/堅牢/高性能を特徴としており、同シリーズB654/Mの後継機が「B75/R」に、B554/MおよびB454/Mが「B65/R」に置き換わる。新機種B75/RとB65/Rの大きな違いは、選択できるCPUの数と指紋センサーの搭載可能有無で、筐体は同一となっている。

 それぞれIntelの第5世代CPU「Broadwell」を搭載したことで、前モデルよりもバッテリ駆動時間(JEITA 2.0)が大幅に伸びており、B654/MとB554/MのHD液晶モデルで約3.6時間だったのに対し、B75/RとB65/RのHD液晶モデルでは約9時間に強化された。

 そのほか、堅牢性を維持しつつ筐体の厚みを34.9mmから23.95mmに削減するなど、細かい部分での改良が見られる。また、Windows 10へのアップグレード対象予定機種として選ばれている。

dynabook Satellite B75/R

 B75/Rは、CPUにCore i7-5600U(2.6GHz、2コア)かCore i5-5300U(2.3GHz、2コア)を選択でき、前者の最小構成モデルの税別直販価格は323,000円、後者は同278,000円。

 最小構成モデルの主な仕様は、メモリ4GB、HDD 500GB、ディスプレイは15.6型でHD解像度(1,366×768ドット)の液晶、DVD-ROMドライブを搭載。OSはWindows 8.1 Pro Update(64bit)。

 インターフェイスは、USB 3.0×2、USB 2.0×2、SDカード/MMCスロット、HDMI出力(4K対応)、ミニD-sub15ピン、IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LAN、Gigabit Ethernet、Bluetooth 4.0などを装備。

 本体サイズは約379×257.9×16.9~23.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.4kg。バッテリ駆動時間(同)は約9時間となる。

 パーツ構成をカスタマイズすることで、ディスプレイをフルHD(1,920×1,080ドット)液晶、メモリを8GB、SSD 128GB、指紋センサーを搭載できる。また、Windows 7 Professional(64/32bit)の選択、Microsoft Office Home and Business 2013を付けることも可能。フルHD液晶を選択した場合はバッテリ駆動時間が約7時間に変わる。

dynabook Satellite B65/R

 B65/RはB75/Rと違い、指紋センサーを搭載できないが、CPUラインナップが豊富で、Core i7-5600U、Core i5-5300U、Core i5-5200U(2.2GHz、2コア)、Core i3-5005U(2GHz、2コア)、Celeron 3215U(1.7GHz、2コア)の中から選ぶことができる。

 Core i7-5600U選択時の最小構成モデルの税別直販価格は302,000円で、最下位CPUのCeleron 3215Uを選んだ場合は同213,000円となる。

 仕様とインターフェイスはB75/Rとほぼ共通。本体サイズと重量も変わらない。

「dynabook Satellite B65/R」

(中村 真司)