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エプソン、社内で運用し機密情報にも使えるメールプリントサーバー

2014年2月 発売

価格:10万円~

 エプソンは、クラウドサービスとして提供している「メールプリント」の機能を、社内ネットワーク環境で運用できるサーバーアプリケーション「メールプリント for エンタープライズ」を2014年2月に発売する。基本構成にはプリンタ5台分のライセンスなどを含み、価格は10万円から予定している。

 現在の「メールプリント」サービスは、対応プリンタへメール送信することで「Epson Connectサーバー」を介して印刷を行なえるクラウドサービスとして提供しているが、このクラウド側の機能を、機密情報の送信などで社外のクラウドサービスを利用できない場合や、クラウドサービスのメンテナンス時間と自社の営業時間が重なると支障をきたすなどメンテナンス時間を自社で管理する必要がある場合に向けて、自社ネットワークで運用可能なサーバーアプリケーションとして提供するもの。

 個別にプリンタを指定しての印刷や多拠点に向けたプッシュプリントのほか、メールをサーバー側で保管しておきプリンタ側でログイン後に印刷するプルプリントに対応する。

 また、従来の法人向けメールプリントサービスはA3カラーのPX-1700F/PX-1600F、A4カラーのPX-B750F/PX-B700など、カラーインクジェットプリンタのみに対応していたが、メールプリント for エンタープライズでは、A4モノクロインクジェットのPX-K751F/PK-K701、A3カラーレーザーのLP-S7100/LP-S8100/LP-S9000/LP-M8040、A3モノクロレーザーのLP-S3200/LP-S3500/LP-S4200、A4モノクロレーザーのLP-S310N/LP-S340DN/LP-S440DNもサポートする。

 印刷可能な対応フォーマットは、Word/Excel/PowerPoint、PDF、画像(JPEG/GIF/PNG/TIFF/BMP)、メール本文。対応OSはWindows Server 2008/2012。

メールプリント for エンタープライズのシステム構成

(多和田 新也)