ベンキュー、多彩なプレゼン機能を持つグースネックタイプの実物投影機

　ベンキュージャパン株式会社は、500万画素カメラ搭載の書画カメラ(実物投影機)「S30」を11月1日に発売する。価格は57,750円。同社が実物投影機を国内発売するのは初めて。

　書画カメラは、資料などを大型TVやプロジェクターへリアルタイムに映し出せる機器。立体物も投影できることから、オーバーヘッドプロジェクター(OHP)に代わって教育現場や企業でのプレゼンデバイスとして導入例が増えている。

　S30は、“グースネック”と呼ばれる柔軟に稼働させられるアームを持つ書画カメラ。直前の映像と現在の映像を同時に表示するピクチャー・イン・ピクチャー機能や一部分を隠すマスク機能などのプレゼンテーション機能のほか、USBケーブルでPCと接続し、PC側で編集や録画を行なえる「QVision」機能を搭載する。PC取り込み時の映像は640×480ドット/30fps。QVisionはWindows XP/Vista/7/8、Mac OS X 10.6以降に対応。本体の操作は前面の操作パネルまたは付属のリモコンで行なう。

　カメラは500万画素。レンズは5～25mm/F3.5の5倍ズームで、デジタル8倍と合わせて最大40倍ズームが可能。ピントはオートフォーカス。レンズの根元にはLEDを内蔵するほか、顕微鏡用のアダプタを取り付けられる。

　インターフェイスはミニD-Sub15ピン入力および出力、USB、SDカードスロット。電源は5V仕様となっており、USBによる供給にも対応する。

　本体サイズは使用時最大210×367×645mm(幅×奥行き×高さ)、収納時210×163×163mm(同)。重量は1.2kg。

前面の操作パネル

カメラ部

背面インターフェイス

側面インターフェイス