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PFU、最大90枚/分の高速スキャンが可能な業務用ドキュメントスキャナ
2022年1月25日 11:00
株式会社PFUは、安定した給紙を実現する自動トルク制御機能などにより、最大90枚/分の高速スキャンが可能な新型A4業務用ドキュメントスキャナを発表した。ADFタイプとフラットベッド一体型を用意し、2月28日に発売する。
ADFタイプの場合、上位から「fi-8190」、「fi-8170」、「fi-8150」の3モデルを用意。価格は順に23万1,000円、15万4,000円、13万2,000円。フラットベッド一体型の場合、上位から「fi-8290」、「fi-8270」、「fi-8250」の3モデルを用意。価格は順に36万3,000円、23万1,000円、19万8,000円。
従来モデルと比べ、最大原稿搭載枚数を80枚から100枚に強化するとともに、原稿枚数に応じて分離トルクを切り替える「自動トルク制御」機能を新たに搭載。安定した給紙により、上位のfi-8190およびfi-8290では最大90枚/分の高速スキャンを実現した。
原稿保護機能については、紙が詰まったときの異常音で検知するiSOP(Intelligent Sonic Paper Protection)に加え、上位/中位モデルでは原稿の傾きをリアルタイムで監視する画像監視機能を搭載。また、原稿検知センサーを1基から3基に増やすことで、原稿が斜めに入った場合でも、読み取り領域を延長して画像欠けを防いでいる。
2つ折り原稿などをそのまま読み取れる手差し・単送モードも搭載。上位/中位モデルでは、パスポートなど厚さ7mmまでの冊子もキャリアシートを使わず読み取れる。また、サイズの異なる原稿をまとめてスキャンした場合などに、排出される原稿を押さえて散らばりを軽減するスタッカーサポーターも備える。
そのほか、超音波センサーを使って原稿の重送を防ぐマルチフィード検出機能を改良。プラスチックカードやシールなどの貼られた原稿が識別可能となり、誤検知を抑制した。さらに、独自のGIプロセッサや画像調整プロセッサの採用により、CISセンサーながら色ずれのない高画質な画像を生成するクリアイメージキャプチャ技術なども備える。
インターフェイスはUSB 3.0に加え、新たにGigabit Ethernetを搭載。高度なOCR技術などを利用できるPaperStream IPにも対応する。上位/中位モデルでは天面に1.8型液晶カラー液晶を搭載し、本体での設定変更や状態確認もしやすくなった。
共通の仕様として、イメージセンサーがモノクロCIS×2(フラットベッド部はカラーCCD)、光学解像度が600dpi、原稿搭載容量が最大100枚。対応原稿サイズは48×50mm~216×355.6mm(幅×奥行き)。最大スキャン速度はADFタイプ/フラットベッド一体型ともに上位モデルから順に90枚/分、70枚/分、50枚/分となる。
本体サイズ/重量は、ADFタイプが300×170×163mm(幅×奥行き×高さ)/4kg、フラットベッド一体型が300×577×234mm(同)/8.8kg。
また、ADFタイプ向けのオプションとして、スキャン時に原稿裏面へ日付や連番を印字できる裏面インプリンタも用意。価格は10万4,500円。