アイ・オー、HDD故障の予兆を通知するNAS向けサービス

NarSuS

　株式会社アイ・オー・データ機器は、2011年より提供しているクラウド型のNAS監視サービス「NarSuS」に、HDDの異常を検知する機能「予兆通知サービス」を追加し、運用を開始した。

　NarSuSは同社法人向けNASで提供しており、管理者によるNASの一括管理などを行なえるサービス。障害発生時にメールでの連絡、管理画面からの障害復旧のための手順説明、専用ダイヤルなどを用意しており、万が一のときのシステム管理者の負担を大きく軽減する。

　今回このNarSuSにHDD故障の予兆を検知して、管理者に通知するサービスが追加され、現時点ではLAN DISK Hおよび同Xシリーズが対応する。検知方法には、HDDのS.M.A.R.T.情報だけでなく、同社が長年蓄積した約12万台にもおよぶHDDの稼働情報が活用されており、独自の技術で異常を検知するという。管理者はHDDが故障する前に、適切な交換時期を知ることができる。

　また、有償保守サービスの「アイオー・セーフティ・サービス(ISS)」も提供され、こちらに加入すれば予兆通知が発行された時点で同社から連絡が届き、HDDの交換手続き(スタッフ派遣および代替品送付)が行なわれる。ISSは製品購入と同時に加入できるが、購入後も61日～48カ月以内であれば加入できるプランも用意されている。

【お詫びと訂正】初出時に、NarSuSについて「法人向けNASのLAN DISK Hおよび同Xシリーズで提供」としておりましたが、同サービスは法人向けのNAS製品全般に提供されています。お詫びして訂正させていただきます。