Google、55型のオフィス向け4Kスマートホワイトボード「Jamboard」を発売

　Googleは24日(米国時間)、オフィス向けのスマートホワイトボード「Jamboard」を発売した。同社のクラウドサービスと連携し、会議やリモートワークを円滑にする製品だ。価格は4,999ドル(約56万円)。専用の回転スタンドは別売りで1,199ドル(約13万4千円)。現時点では米国内でのみ発売となる。

　Jamboardは55型のタッチディスプレイを持った巨大なタブレットのような製品で、スタイラスまたは指による書き込みが可能。インカメラを内蔵し、ビデオ会議に対応する。

　クラウドと連携することで、リモートワークの職員もタブレットやスマートフォンを用いてリアルタイムで会議内容を確認したり、編集に参加できる。内容は自動保存されるため、誤って内容を消去してしまう恐れもない。

　図の挿入も容易となっており、大まかな円を描くだけで正確な円に置換してくれる手書き補正機能を持ち、Web画像検索やGoogleドライブに保存された画像をその場で挿入することでもできる。また、スタイラスはバッテリ不要のパッシブタイプなので面倒な電池交換等も不要となる。

　ハードウェアはBenQによるもので、55型の4K UHD/60Hz(3,840×2,160ドット)のタッチディスプレイを搭載し、最大16ポイントまで同時認識可能。タッチ操作のスキャンレートは120Hz。

　ポートはHDMI 2.0と1基のUSB 3.0 Type-C、2基のUSB 3.0 TypeA、SPDIF音声出力、Gigabit Ethernetを装備。ワイヤレス接続はIEEE 802.11ac(2x2)とNFCに対応し、マイクとスピーカーを内蔵する。Google Cast(前Chromecast)にも対応する。