鈴木直美の「PC Watch先週のキーワード」
第41回:7月27日~7月31日


■■キーワードが含まれる記事名
●キーワード


7月29日

■■NEC、高速メモリ規格RIMMの64MBモジュール
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980729/nec.htm

RIMM(Rambus In-line Memory Module)
リム

 メモリチップにDirect RDRAM(Rambus DRAM)を使用したメモリモジュール(メモリボード)。

 Direct RDRAMは、Rambusが開発した高速なインターフェイスを用いたDRAMで、現在主流となっているSDRAM(Synchronous DRAM)に代わる次世代のメモリとして、PCへの採用が予定されている。メモリをマシン本体に実装する際には、複数のチップを小さな基板に取り付けたメモリモジュールというスタイルがとられる。少し前まではSIMM(Single In-line Memory Module)、現在はDIMM(Dual In-line Memory Module)が主流となっているが、このRDRAM版をRIMMと呼んでいる。物理的にはDIMMと同等のフォームファクタで(ピンは非互換)、2.5Vで動作。コントローラがメモリのパラメータを取得するためのSPD(Serial Presence Detect)も備えている。1モジュールは16デバイスまでサポートしており、64Mbitのチップを用いた場合には、最大128MBのメモリモジュールが構成できる。

□Rambus Inc.のホームページ
http://www.rambus.com/
□ラムバス株式会社のホームページ
http://rambus.co.jp/home/
□Direct Rambus RIMM Module Data Sheet(PDFファイル 580KB)
http://www.rambus.com/docs/Rimds198.pdf


■■メルコ、ドライバ不要のノートPC用CD-ROMドライブ http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980730/melco.htm

IDE(Integrated Drive Electronics)
アイディーイー

 CompaqとConner Peripherals(Seagateに買収)が'86年に開発し、現在はPC/AT互換機の標準的なハードディスクインターフェイスとして広く用いられている。

 元々は、Compaqが自社のPC用(最初に搭載したのはPortable III)に開発した内輪の規格だったのだが、各社が次々に追従。'88年には、標準化を推進するCAM(Common Access Method)委員会が結成され、正式な規格ATA(AT Attachment Interface)を策定。後に、ANSI(American National Standards Institute)の標準規格として認定される。

 ST506を代表とする初期のディスクアダプタが、ディスクコントローラに相当する機能を担い、デバイスレベルの信号をやりとりする方式だったのに対し、コントローラをドライブ側に持たせた現在のスタイル――すなわち、ホストアダプタとコントローラのインターフェイスとしたのがIDEである。

 ただし、電気的にはATバスをベースにしたシンプルなインターフェイスで、SCSIのようにケーブルを外部に引き出す使い方は想定していない。物理的には40ピンのコネクタを使い、1つのホストアダプタに2台のドライブを接続できる。
 '96年にANSIの標準規格となったATA-2からは、2つのホストアダプタをサポートする。さらに'97年のATA-3では、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)というプロトコルも盛り込まれ、ハードディスク以外のデバイスも利用できるようになっている(現在は、Ultra DMAなどを盛り込んだATA/ATAPI-4も標準化作業を完了)。

□NCITS (National Committee for Information Technology Standards - 旧ANSI X3)
http://www.ncits.org/
□Technical Committee T13 AT Attachment(ATAの標準化を行なっている委員会)
http://fission.dt.wdc.com/x3t13/
□ATAPI(本連載第5回「ATAPI」)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971105/key5.htm#atapi
□SCSI(本連載第25回「Ultra2 SCSI」)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980407/key25.htm#ultra2scsi


■■メルコ、ネットワーク製品flexシリーズなど
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980724/melco.htm

Plug and Play(略称:PnP)
プラグアンドプレイ

 ハードウェアのコンフィギュレーションを自動的に行なう機能、およびそのための規格の総称。

 周辺機器や拡張カードを、本体に取り付ける(Plug)だけで動く(Play)ようにするためには、接続されているハードウェアを認識し、I/OポートやIRQ、SCSI IDなどのリソースを適切に割り当て、それぞれに合ったドライバをロードしなければならない。そのためには、拡張カードや周辺機器などのハードウェア、BIOS、OSなどの総合的な対応が必要となる。

 Windows 95のリリースに先駆けて、Microsoftはシステムや周辺機器、BIOSベンダーなどに呼び掛け、いくつかの規格を提唱した。そのうち主なものを以下に挙げる(この他にもPCIやUSBなどの既存の規格にも、Plug and Playを実現するための機能が盛り込まれている)。

・Plug and Play BIOS Specification
 自動認識、自動設定を行なうためのBIOS規格

・Plug and Play ISA Specification
 ISAバスに装着する拡張カードのための規格

・Plug and Play SCSI Specification
 SCSIバスに接続されたデバイスのための規格

・Plug and Play Parallel Port Device Specification
 パラレルポートに接続されたデバイスのための規格

・Plug and Play External COM Device Specification
 シリアルポートに接続されたデバイスのための規格

 なお、Windows NTのPlug and Playは、5.0からサポートされる予定である。

□Plug and Play Homepage
http://www.microsoft.com/hwdev/PLUGnPLAY/


7月31日

■■三菱電機、ビジネス向けapricotシリーズに新モデル追加
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980731/mitubisi.htm

ECC (Error Checking and Correcting)
イーシーシー

 ハイエンド向けのPCやファイルサーバなどで用いられている、エラーの検出と訂正を行なう機能を持ったメモリ(ECC自体はその検出訂正機能のこと)。

 現在PCで使われているメモリには、エントリ向けの機種に多いエラー検出機能を全く持たないものの他に、パリティチェックを行なうタイプとECCに対応したタイプが使われている。

 パリティチェックは、1バイトのデータに対して1ビットの冗長ビットを付加し、1になっているビットの数が常に偶数個(偶数パリティ)あるいは奇数個(奇数パリティ)になるように冗長ビットの値を調整する方式で、1のビットを数えることによって、ビット単位のエラーを検出する(偶数個のビットエラーは検出不可)。

 一方のECCは、エラーを修復できるように符号化した冗長ビットを加える方式で、同じ8bitのデータで比較した場合には、1bitの修復を保証するために5bitの冗長ビットを付加しなければならない。ただし、パリティビットのように、データのビット幅には比例しないので(ビット幅が2のx乗の場合のECCはx+2個)、Pentiumのような64bitバスでの冗長度はパリティと等しくなる。

 これら機能は、メモリモジュールとメモリコントローラが共同で実現している機能だが、最近のPentium用のチップセットでは、ECCに対応したものが増えつつある。例えば、Intelのチップセットでは、Pentium用の430HX(デュアル対応のもの)、Pentium II用の440LX、BX、Pentium II Xeon用の440GX、NXなどがECC機能をサポートしている。

【バス幅と冗長ビット】
バス幅パリティビットECCビット
8bit1bit5bit
16bit2bit6bit
32bit4bit7bit
64bit8bit8bit
128bit16bit9bit

[Text by 鈴木直美]


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp