VIA、DDR対応Pentium 4用チップセット「P4X266」

外観
8月15日(現地時間) 発表

OEM単価 34ドル


P4X266ロゴ
 台湾VIA Technologiesは15日(現地時間)、Pentium 4用のチップセット「P4X266」の量産を開始したと発表した。FSBは400MHz、メモリはDDR 200/266、PC100/PC133のSDRAMに対応。最大メモリ容量はIntel 850の2倍の4GB。OEM単価は34ドル。

 ノースブリッジはVT8753、サウスブリッジはVT8233/8233Cで、チップ間はV-Link(266MB/sec)で接続される。パッケージはノースブリッジが664ピンBGA、サウスブリッジは376ピンBGA。

 PCIスロットを最大5個、USBポートを最大6個サポートする。AGP 4X、Ultra ATA/100に対応し、AC 97オーディオなどを備える。

ブロック図
 P4X266は、6月のCOMPUTEX TaipeiでIntel 850と並べてベンチマークテストを公開するという派手な演出で登場しており、正式発表が待たれていた。

 なお、IntelはPentium 4のバスライセンスを、ALi、SiS、ATI Technologiesの3社にのみ公開しており、VIAには許諾していない。現時点で、両社からライセンスについてのアナウンスはされておらず、P6のライセンス時と同様に裁判による係争に持ち込まれる可能性が高い。

□VIAのホームページ(英文)
http://www.via.com.tw/jsp/en/index.jsp
□ニュースリリース(英文)
http://www.via.com.tw/jsp/en/pr/p4xpress.jsp
□製品情報(英文)
http://www.via.com.tw/jsp/en/products/apollo/P4X266.jsp
□関連記事
【8月9日】SiS、DDR対応Pentium 4用チップセットSiS645/961を発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010809/sis.htm
【6月8日】【COMPUTEX】VIAが年末までに高い3D描画能力を持つZotrobeを投入
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010608/comp12.htm

(2001年8月15日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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