ソニー、PCから操作や、デジタル録音できる2/4倍長対応MDデッキ10月10日 発売 標準価格:49,000円
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MDLPは、同社の半導体プレーヤー「メモリースティック ウォークマン」や、「ネットワーク ウォークマン」などで採用している音声圧縮コーデック「ATRAC3」を使って、MDに記録する規格。従来のMDディスクに2倍(80分メディア使用時160分)記録できるLP2モード、4倍(同320分)記録できるLP4モードの2モードが用意されている。ビットレートはLP2モードで132kbps、LP4モードで66kbpsとなっており、同社では「LP2モードで従来のMD(ATRAC)とほぼ同じ音質」としている。なお、MDLPで録音したMDの再生は、MDLP対応プレーヤーのみ可能で、従来のMDデッキでは再生できない。 MDS-PC3の最大の特徴は、USB接続のPCリンクキット「PCLK-MN10」が同梱されていること。「PCLK-MN10」の連携ソフトウェア「M-CREW」(PC/AT互換機、Windows 98/98 SE専用)を、パソコンにインストールすることで、パソコンからMDデッキの操作や、編集、タイトル入力が可能となる。さらに、PCLK-MN10には光デジタル出力端子が装備されているので、パソコンのCD-ROMドライブの音楽CDや、MP3ファイルなどの音楽ファイルをMDにデジタル録音することもできる。なお、MDからパソコンへ取り込むことはできない。 通常のMDデッキの機能としては、録音済みのMDの音声レベルを調整可能なS.F(スケールエフェクター)エディト機能を搭載。全体の音量だけでなくフェードイン、フェードアウトなども編集可能で、パソコンを使用すればグラフを見ながら調整することもできる。また、同社独自の「インテリジェント・ビット・リアロケーション・アルゴリズム」を用いて音楽データの再分析と、ビット量の再配分を行なうATRAC用DSP TYPE-Rと搭載することで、より録音ソースに近い高音質を実現できるとしている。なお、S.F、DSP TYPE-RともにMDLPモード時には非対応となっている。 外形寸法は152×255×52mm(幅×奥行き×高さ)、重量約1kg。入力端子は光デジタル×1、アナログ×1、出力端子は光デジタル×1、アナログ×1、ヘッドホン×1を備える。
□ソニーのホームページ (2000年8月31日)
[Reported by furukawa@impress.co.jp] |
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