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■■フロンティア神代、オリジナル筐体を採用した「G-Breakシリーズ」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000529/frontier.htm
●フルサイズカード(full size card)
オリジナルのPC/ATがサポートしていた拡張カードと同じ長さのカード。
オリジナルのPC/ATでは、長さ312mmの巨大な拡張カードがISA拡張スロットに装着できるようになっていた。この長さのカードをフルサイズ、あるいはフルレングスカードといい、現在は高密度化された量産製品のほとんどがこの半分(ハーフサイズ)以下のサイズに納まっている。が、汎用ケースの場合には、現在もこのフルサイズカードの装着を想定したものも多く、小型のケースでありながら奥行きだけは大型ケース並だったりする。
【参考】
□microATX
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980526/key31.htm#microATX
■■ザーコム、コネクタ直付けISDNカード
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000529/xircom.htm
●RJ-45
アールジェイよんごー、アールジェイよんじゅうご
Ethernet等のケーブル接続に使われている、8ピンのプラグ/ジャック。
プラグは、電話のモジュラープラグ(RJ-11)に似たプラスチック製のもので、6ピンタイプのRJ-11よりも幅が広く全体的に大型。プラスチックのノッチが付いており、ワンタッチでロックできる様になっている。ケーブルには通常、内部で4対のより対(ツイストペア)になった8芯ケーブルが使われ、各対を1-2、3-6、4-5、7-8に接続。10BASE-Tや100BASE-TXでは、このうちの2対(1-2、3-6)を使って送信と受信を行なう(※1)。
ISDNのS/T点端子にも同じものが使われており、送受2対(3-6、4-5)と、給電ライン(1-2)が規定されている。
(※1)両端の同じ番号のピンどうしを接続したタイプをストレートケーブルといい、ネットワークカードとHUBの接続には、このタイプが用いられる。2対の関係を逆(一方の1を3に、2を6に接続)にしたものをクロスケーブルあるいはリバースケーブルといい、HUBどうしの接続には、このタイプを用いる。ただし、HUBのアップリンクポートは、送受の関係がネットワークカードと同じ配線になっているので、ストレートケーブルを使用する。
【参考】
□100BASE-TX
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980421/key27.htm#100base
□HUB
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000203/key106.htm#switching_hub
□S/T点端子
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971028/key4.htm#s/t_ten
■■ジャストシステム、DV編集ソフト「MegaVi DV」を発売
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000530/just.htm
●iEPG(Internet Electronic Program Guide)(iEPG)
アイイーピージー
ソニーが2000年1月に発表した、インターネットを使ったテレビ番組録画予約方式。もともとは、'99年6月発売のVAIO Rシリーズに搭載された録画システム「Giga Pocket」用に開発された。
Webを使って録画予約情報を取得するもので、インターネット上のEPG(電子番組表)サービス「インターネットTVガイド(※1)」および「ON TV JAPAN(※2)」で対応番組表を提供。同社の録画機能付きVAIOや、東芝のTVチューナー付きビデオキャプチャカードがこれに対応しており、番組表の「予約」アイコンをクリックするだけで、その番組の予約登録を行なうことができる。
転送される録画予約情報は、通常のテキストで記述されたもので、局名や番組名、録画日時などを「<名前>: <値>」という書式で記述したヘッダに続き、番組内容のコメントが格納できる様になっている。
同様のものには、テレビ朝日系のADAMS-EPGやTBS系のGガイドがあるが、これらがTVのVBIを利用したデータ多重放送のコンテンツとして提供しているのに対し、iEPGはインターネットベースで利用できる点が異なる。ADAMS陣営では、インターネット上のEPGサービスと連動する新しいサービスとして、2000年5月に「ネットリモコン(仮称)」を提唱。こちらは、予約情報を電子メールで送信する。
(※1)東京ニュース通信社(雑誌「TVガイド」の発行元)とNTTアドが共同運営する、インターネットTVガイド事務局が提供するサービス。
(※2)アスキーが運営するサービス
□インターネットTVガイド
http://www.tvguide.or.jp/
□ADAMS(TV-Asahi Data and Multimedia Service)
http://www.tv-asahidata.com/
【参考】
□VBI(Vertical Blanking Interval)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980331/key24.htm#VBI
■■AKIBA PC Hotline! HotHotレビュー by Ubiq Computing
世界初Ultra ATA/100対応マザーボード「ABIT KA7-100」
~Athlon対応、RAID機能も内蔵~
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000601/hotrev64.htm
●ストライピング(striping)
データを複数のディスクドライブに分散して書き込むことにより、ディスクの大容量化や高速化を実現する技術。
一般的なハードディスクドライブは、内部に複数の磁気ディスク(プラッタ)を備え、1枚のディスクでは得られない大容量化を実現している。ストライピングは、複数のディスクドライブに対して、これと同じような仕組みを提供。複数のドライブを、あたかもひとつの巨大なディスク(ボリューム[volume])として扱う。
ストライピングと呼ばれるゆえんは、巨大化したボリュームにただデータを書き込むのではなく、複数のドライブにまたがるようにストライプ状に書き込んでいくところにある。各ドライブのアクセススピードに対し、データバスが充分高速であり、なおかつ個々のディスクドライブが並列して動作するようになっていれば、この様にデータを分散することによって、単一のドライブにアクセスするよりも高速な読み書きが実現できるのである。ハードウェア的には、同じコントローラに接続されたATA(IDE)ドライブ(※1)よりも、異なるコントローラに接続されたATAドライブや、コネクト/リコネクト(※2)をサポートするSCSIバス上のドライブの方が、高速化が期待できる。
このような、複数のディスクを連携させる技術を、一般にRAID(Redundant Arrays of Inexpensive [Independent] Disk)と呼んでおり、ストライピングは、RAID Level 0(RAID 0)に分類される。ただしストライピングは、RAID本来の耐障害性(fault tolerance)を高めるための冗長性(redundant)は持たない。連携するドライブのどれか1台が故障すると、ボリューム全体が崩壊してしまうので、台数が増えれば増えるほど障害の発生する確率は高くなる(※3)。
なお、ストライピングには、ハードウェアだけで行なうタイプ、ソフトウェアだけで行なうタイプ、両者を併用するタイプがあるが、Windows NT/2000では、ソフトウェアだけで実現するタイプを標準でサポートしている。
(※1)同一コントローラ上のドライブは、仕様上、排他的にしか利用できない。すなわち、一方のドライブにアクセスしている間は、もう一方のドライブにアクセスできない。
(※2)コマンド~リプライ間でいったんバスを解放する機能で、例えば読み出しコマンドを送った後にいったんバスを解放し、実際にデータ転送が可能になってから再接続してもらう様にすると、バスの使用効率を上げることができる。
(※3)耐障害性も高めるために、ストライピングにミラーリングを組み合わせたタイプもあり、「RAID 0+1(0&1)」あるいは「RAID 10」と呼ばれている。
【参考】
□プラッタ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990325/key70.htm#platter
□RAID
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980113/key13.htm#raid
●ミラーリング(mirroring)
同じデータを複数のディスクドライブに書き込むことにより、ディスクの耐障害性 を高める技術。
予備を用意し壊れたら取り換えるという発想は、耐障害性を高める単純かつ効果的 な手段である。ミラーリングは、これをディスクドライブに対して行なうもので、2台 以上の異なるドライブに対し、常に同じデータを書き込んでおく。1台が故障しても、 別のディスクが使えるため、そのボリュームを継続して利用することが可能となる。 複数のディスクに同じ内容を書き込むため容量的には不利だが(※1)、全てのドライ ブが同時に故障しない限り(※2)ボリュームが失われることは無いので、実質的な障 害の起こる確率は、ミラー台数に応じて低くなる。
このような、複数のディスクを連携させ、信頼性を高める技術を、一般にRAID (Redundant Arrays of Inexpensive [Independent] Disk)といい、ミラーリング は、RAID Level 1(RAID 1)に分類される。実現方法には、ハードウェアだけで行な うタイプ、ソフトウェアだけで行なうタイプ、両者を併用するタイプがあるが、 Server以上のWindows NT/2000 では、ソフトウェアだけで行なうミラーリングを標準 でサポートしている。
(※1)一般には転送量が増え、書き込み時間が長くなる。読み出しは、1台から読み出す
場合はペナルティ無し。ミラー側も使って分散して読み出す場合には、高速化できる
可能性がある。
(※2)ハードウェア的な障害に対する耐性は向上するが、人為的な障害やソフトウェア
的な障害のように、全てのドライブに対して誤った操作を行なってしまうタイプの障
害には効果が無い。
[Text by 鈴木直美]