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富士フイルム、VGA/30fps動画デジカメ「FinePix M603」11月10日 発売 標準価格:88,000円 連絡先:お客様コミュニケーションセンター 富士写真フイルム株式会社は、VGAで30fpsの動画撮影に対応した「スーパーCCDハニカムIII」搭載の有効310万画素デジタルカメラ「FinePix M603」を11月10日より発売する。価格は88,000円。 FinePix M603は静止画と動画の両方の高画質化を図ったFinePixの新シリーズで、製品名の“M”は“Multimedia”を表す。 最大記録画素数603万画素、有効画素数310万画素の1/1.7インチスーパーCCDハニカムIIIを搭載。レンズは「スーパーEBCフジノン光学式2倍ズームレンズ」(35mm換算38~76mm)で、デジタルズームの併用で最大約8.8倍のズームが可能。 ズーム倍率を除いた静止画部分のスペックは、2月に発売された「FinePix F601」(光学3倍)とほぼ同等。ボディはF601と同じ縦型のスタイルを採用し、サイズ64.5×31.6×93.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量約240gと、F601より一回り小型/軽量化を果たしながらも、非常に強力な動画撮影機能を搭載した。 最大で640×480ドット(VGA)のモノラル音声付き動画を30fpsで撮影可能。録画はメモリ容量いっぱいまで行なうことができる。記録形式はMotion JPEG。 対応記録メディアはxD-Picture Cardとmicrodriveで、1GBのmicrodrive利用時はVGA/30fpsで最大約15分、QVGA/15fpsで最大約58分の録画が可能。製品には16MB xD-Picture Cardが付属する。 シリコンムービーの特性を活かして、録画映像の指定部分のみを繰り返し再生したり、その部分を別ファイルとして保存できる。任意のフレームを静止画(VGA)として保存することも可能。 動画を12のシーンに区切って、その画像をサムネール表示し、選択した画像のシーンから再生を始めることも可能。動画撮影時も最大8.8倍(QVGA時)ズーム可能なほか、再生時もズーム表示できる。
静止画の記録画素数は、2,832×2,128/2,048×1,536/1,280×960/640×480ドット。記録形式はJPEGで、DPOF、Exif 2.2に対応。撮影感度はISO 120/200/400/800/1600相当。撮影可能範囲は通常時が約60cm~無限遠、マクロ時が約20~80cm。 シャッター速度は1/2,000~1/4秒。約0.2秒間隔4コマまでの連写機能や、約0.6秒間隔40コマまでのメガ連写機能を備える。 本体背面の約半分程度の面積を占める2.5型の約11.8万画素TFT液晶モニタを搭載。屋外での撮影用にワンタッチで取り付け可能な液晶フードが付属。フードは折りたたむことで液晶の保護用カバーとしても機能する。本体を持ちやすくするための専用グリップも付属する。 PCとのインターフェイスはUSB 1.1。別売(6,500円)のピクチャークレードルを使うことで、PCのカメラとして利用できるほか、カメラ本体の充電ができる。クレードルは録画/再生に配慮して、奥/手前両方に傾くようになっている。 なお、動画撮影用のオプションとして、1GB microdrive、大容量バッテリ、急速充電器、ビデオ編集/DVDライティングソフト「ImageMixer VCD/DVD for FinePix」がセットになった「FinePix M603パワーアップキット」も11月10日より発売される。価格はオープンプライス。 □富士写真フイルムのホームページ (2002年10月8日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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