イベントレポート
Microsoftの戦略を踏襲するWindows 10
~Dellや東芝の新しい2-in-1デバイス計画が基調講演で明らかにされる
(2015/9/7 06:00)
Microsoftは9月4日(ドイツ時間)、IFAの基調講演に同社 副社長 兼 OEMビジネス統括 ニック・パーカー氏が出席し、OEMメーカーがIFAに併せて多数発表したWindows 10搭載PCを紹介。この年末商戦に向けてWindows 10搭載PCが多数登場する見通しであることを述べた。
この中でパーカー氏は、Dellからは未発表の11型2-in-1デバイスとなる「Lattitude 11 5000」の写真を公開したほか、12型の液晶を搭載し、デジタイザペンが利用できる東芝の未発表の2-in-1デバイスの実機を公開して注目を集めた。
Windows 10はモバイル/クラウドファーストを実現する最高のプラットフォーム
パーカー氏は、Microsoftの戦略として「我々はこれまでモバイルファースト、クラウドファーストの世界を実現すべく戦略を推し進めてきた。Windows 10はまさにそうした世界を実現するための最高峰のプラットフォームであり、生産性向上のための最高峰のサービスだ」と述べ、Windows 10がここ数年訴えてきた“モバイルファースト”(モバイル機器が最優先)、“クラウドファースト”(クラウドサーバー上で提供されるサービスが最優先)という戦略を実現するためのプラットフォームだと訴えた。
要するにユーザーがクラウド上のサービスをモバイルでもっと快適に利用できるようにすることで、他社との競争に勝ち抜くという戦略だ。それに併せてWindows 10はモバイルとPC、さらにはIoTやSurface Hubのような大画面デバイスも含めて、同じアプリケーション(UWP apps:Universal Windows Platform apps)が動くように設計されており、クラウドサービスとの連携を高める仕組みを、プログラミングの観点でさまざま加えることで、Windowsのモバイルおよびクラウド向けのプラットフォームとしての魅力を高めている。
同時に、Office 365、OneDrive、Outlook.comなどのMicrosoft自身のクラウドサービスを拡充していくことで、相乗効果を狙うとなる。このため、MicrosoftはWindows 10を、WaaS(Windows as a Service)と呼んで、Windows 10は単なるOSではなく、クラウドを経由して提供されるサービスを利用するための基盤だと位置付けているのだ。
パーカー氏はそうしたWindows 10の市場規模の予測について説明し「来年(2016年)発売されるデバイスが5億900万台、既存のWindowsユーザーが15億人、4年前に発売されたPCが6億台、さらにはMicrosoftのクラウドサービスを利用するユーザーが10億人以上」と述べ、Windows 10への潜在需要の高さをアピールした。さらにそのWindows 10の特徴として、Windows 7までで慣れ親しんだUIと最新機能への随時アップデート、Windows Helloなどによる安全でセキュアなログイン、Cortanaに代表されるようなパーソナライズされた機能や、Officeなどによる高い生産性、さらにはホロレンズやSurface Hubのような新しい革新的なデバイスなどを挙げた。
リリースから約1カ月が経ったWindows 10の状況としては「7,500万台で既にWindows 10が動いている。さらに世の中にはWindows 10にアップグレード可能なデバイスが9万モデルもある。また、Xbox OneからWindows 10 PCへのストリーミング機能は、時間に直すと延べ122年分以上が行なわれており、さらにWindows 10は192カ国で利用されている」と述べ、アップグレードが順調に進んでいるとアピールした。
DellのLattitude 11 5000や東芝のペンタブレットなど未発表の2-in-1デバイスが公開される
次いでWindows 10に関するCortanaなどのデモが行なわれた後、OEMメーカーがIFAで公開した多数のWindows 10搭載デバイスが公開された。
具体的には、Acerの「Aspire One Cloudbook」、Lenovoの「IdeaPad 100S 14」、「ThinkPad YOGA 260」、「HP Elitebook Folio 1020」、パナソニックの「タフパッド FZ-M1」、ASUSの「ROG G752」、ヨーロッパのメーカーとなるTrekStorの「Volks-tablet」、Dellの「Inspiron 24 7000」、ASUSの「Zen AiO S」、東芝の「Radius 12」など、IFAで発表された各種のPCが次々と紹介された。
その中でこの基調講演が初出となった製品は、Dellがまもなく発表するとみられている「Lattitude 11 5000」の画像だ。Lattitude 11 5000は、11型の液晶ディスプレイを搭載していると見られる2-in-1デバイスで、タブレットとキーボードが分離する形になっていることが見て取れる。ただし、今回は実機はなく、あくまでスライドの写真2枚が公開されただけだった。
もう1つは東芝の12型液晶搭載のペンタブレットで、12型の液晶ディスプレイにデジタイザペンが用意されている製品となっていた。現在東芝は「dynabook Tab」のブランド名で、ペンが利用できるタブレットを8型と10型のディスプレイでリリースしているが、12型のラインナップはなく、新しく投入される製品と見られる。パーカー氏が公開したデモでは、キーボードドック側にコネクタらしきモノも見えるので、キーボードはBluetoothではなく、ドックコネクタ経由で接続されると考えられるだろう(現行のdynabook Tabの10型ではBluetooth接続のキーボードとなっている)。パーカー氏は東芝のTruNoteとおぼしきソフトウェアを利用して、ペンでの入力を行ない、書き心地が良いことをアピールした。
最後にパーカー氏は、詰めかけたOEMメーカーの関係者に向かって「非常に良いデバイスを多数提供してもらっている、感謝の言葉を述べたい」と言い、パートナーへの感謝を伝えて、講演を締めくくった。
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