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UQ、キャリアアグリゲーションや4×4 MIMO対応のモバイルルーターなど3機種

 UQコミュニケーションズ株式会社は、WiMAX 2+モバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT W01」、「同WX01」および据置型無線ルーター「URoad-Home2+」を1月下旬より順次発売する。

Speed Wi-Fi NEXT W01
Speed Wi-Fi NEXT WX01
URoad-Home2+

Speed Wi-Fi NEXT W01

 キャリアアグリゲーションによる220Mbpsに対応したタッチ液晶パネル搭載モデル。発売は1月30日の予定。1月16日より予約を受け付ける。製造元はファーウェイ・ジャパン。

マリン
ホワイト

 キャリアアグリゲーションは、2つの周波数帯を同時に使用して、データ通信を行う技術。通信速度は下り最大220Mbps、上り最大10Mbps。au 4G LTEにも対応しており、LTE時は下り最大75Mbps、上り最大25Mbps。通信モードはWiMAX 2+と4G LTEの2種類。WiMAXは非搭載。

 なおキャリアアグリゲーション機能を利用するには、ファームウェアのアップデート(3月公開予定)が必要。

 UIはタッチ液晶ディスプレイに表示されるガイダンスにより直感的な操作が可能。また、スマートフォン端末用アプリとして、新たに「Huawei HiLink」を用意した。アプリ上からの通信モード切り替えやリモート起動などを行なえる。

 Wi-Fi規格はIEEE 801.11a/b/g/n/ac。Wi-Fi最大同時接続数は10台。バッテリ容量は2,300mAh。連続通信時間(キャリアアグリゲーション非適用時)は、WiMAX 2+時が約8時間、au 4G LTE時が約7時間20分。インターフェイスはmicro USB 2.0。

 本体サイズは約120×59×10mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約113g。マリンとホワイトの2カラーを用意する。

Speed Wi-Fi NEXT WX01

 4×4 MIMO(Multi-Input Multi-Output)による高速通信やBluetoothテザリングが行なえる製品。発売は3月上旬。製造元はNECプラットフォームズ。

パールホワイト(左)とディープブルー(右)
クレードルに装着したところ

 4×4 MIMOは、基地局と端末にそれぞれ4つのアンテナを搭載することで、帯域幅や通信出力を変更することなく通信速度を向上させる技術。これにより、キャリアアグリゲーション非対応ながら220Mbpsに対応した。モバイルWi-Fiルーターとして4×4 MIMO に対応するのは、本製品が世界初。なお、UQコミュニケーションズによれば、基地局側は4×4 MIMOに対応済みとする。

 通信方式はWiMAX 2+とWiMAX(ハイパワー)。WiMAX 2+時の通信速度は下り最大220Mbps、上り最大10Mbps。WiMAX時は下り最大40Mbps、上り最大15.4Mbps。通信モードはハイスピードモードのみ。4G LTEには非対応。

 Bluetoothテザリングは、ルーターとモバイル端末の接続に消費電力の少ないBluetoothを利用することで、バッテリの消費を抑える機能。通常利用時と比べて約20~30%程度、バッテリ消費を節約できるとしている。

 このほか、省電力モードを装備。省電力モードでは2×2 MIMOでの通信となる。

 Wi-Fi規格はIEEE 801.11a/b/g/n/ac。Wi-Fi最大同時接続数は10台。バッテリ容量は2,500mAh。連続通信時間は、WiMAX 2+(4×4 MIMO)時が約6.5時間、同(2×2 MIMO)時が約8.5時間、WiMAX時が約11時間。インターフェイスはmicro USB 2.0およびBluetooth 4.0。

 本体サイズは約109×66×9mm(同)。重量は約97g。ディープブルーとパールホワイトの2カラーを用意する。

URoad-Home2+

 初のWiMAX 2+対応据置型無線LANルーター。有線LAN端子を2つ備え、16台のWi-Fi同時接続に対応することで、合計18台の端末を接続できる。発売は3月末。製造元はシンセイコーポレーション。

 通信モードはWiMAX 2+とWiMAX(ハイパワー)。Wi-Fi規格はIEEE 801.11a/b/g/n。電源はACアダプタ。本体サイズは約140×170×53mm(同)。重量は約311g。カラーはレッド、ホワイト、ブラックの3色を用意する。

(関根 慎一)