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UQ、“世界最薄”のシンセイ製WiMAXルーター「URoad-Aero」

~8.4mm厚/74gの薄型軽量で1,000時間待機を実現

URoad-Aero
2月20日 発売

価格:オープンプライス

カラーバリエーション

 UQコミュニケーションズ株式会社と株式会社シンセイコーポレーションは、モバイルルーターとして“世界最薄”を謳うWiMAXルーター「URoad-Aero」を2月20日に発売する。価格はオープンプライスで、シンセイコーポレーションによる直販価格は17,800円。

 本体サイズは約63.8×106×8.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は74g(バッテリ含む)と、従来モデルの「URoad-SS10」から薄型/軽量化した。ブラック、レッド、ホワイトの3色をラインナップする。

 バッテリは2,090mAhと、URoad-SS10の2,260mAhより小容量となったが、連続通信時間が9時間から12時間、連続待機(スリープ)時間は約250時間から約1,000時間に延びている。連続待ち受け時間は変わらず約20時間。なお、待機時間の公称値である約1,000時間はあくまで検証可能な値で、理論上はそれ以上の待機が可能とのこと。

 長待機時間が可能な製品の特性を活かすために本体スイッチのレイアウトも変更。スリープボタンを本体前面中央に、電源スイッチは側面へ配置している。また、バッテリ着脱も可能になっており、オプションのバッテリがシンセイコーポレーション直販で3,500円で販売される。

 さらに、Android/iOS向けに提供されるスマートフォンアプリを利用して、待機→オン、オン→待機に移行する時刻をそれぞれ設定する「Aeroモード」を搭載。例えば、出社前/退社後のみ自動的に待ち受け状態にする、といった使い方が想定されている。移行時刻は本体内のリアルタイムクロックから取得して実行される。リリース時点では、待機→オン/オン→待機それぞれに1パターンずつの時刻設定と、その設定を有効にする曜日の指定が可能。今後、設定可能なパターン数を増やすなどのアップデートを検討しているという。

 スマートフォンアプリでは、オン状態から待機状態への移行も行なえる。ただし、待機状態からの復帰は本体のスイッチ操作が必要。

 また、新たに公衆無線LANモードやUSB接続モードを搭載。公衆無線LANはUQ Wi-Fi、Wi2 300/プレミアムに対応。対応サービスは今後拡大される予定。USB接続モードでは、接続したPCでのWiMAX通信とUSB充電を同時に行なえる。

モバイルルーターとして世界最薄を謳う8.4mm厚
左からURoad-8000、URoad-SS10、URoad-Aero
内蔵バッテリは2,090mAh。交換が可能
左側面にストラップホールとMicro USB
右側面に電源スイッチとWPSボタン
スリープボタンは操作性を高めるために前面中央に配置。上部には(左から)バッテリ、Wi-Fi、WPS、WiMAXの各インジケータ

 このほか、シンセイコーポレーション製モバイルルーターとしては初めて、専用のクレードル「URoad-Aero Station」をオプションで用意する。シンセイコーポレーション直販価格は2,980円。本体色はホワイトのみ。クレードルとの接続は専用の30ピンコネクタを使用する。

 クレードル側にLANポートを備えており、有線LANクライアントからWiMAX接続する「ROUTERモード」や、ブロードバンドルーターに接続して無線LANアクセスポイントして動作する「APモード」を利用可能。ROUTERモード時、通常のモバイルルーターとしての無線LAN待ち受けもできる。推奨同時接続台数は2個のSSIDに対して各5台、加えてUSBまたは有線LANの1台で最大11台となっている。

 充電はクレードルのほか、Micro USBでも可能。Micro USBからの充電はパナソニックのモバイルUSB電源での動作確認済み。

 なお、「UQ Flat年間パスポート」契約の場合の価格は、ルーター単体で4,800円、クレードルセットで6,800円になる。

専用クレードル「URoad-Aero Station」
充電だけでなく、WiMAX通信を利用する有線ルーターや、無線LANアクセスポイントとしての利用も可能
本体とクレードルとの接続は専用の30ピンコネクタを使用
Android用アプリ「URoad Magic」。WiMAX-公衆無線LANの接続切り替え、休止状態への移行やシャットダウン、タイマー予約の設定が可能
タイマー予約の設定画面。オンから休止状態への移行、休止状態からオンへの移行それぞれを設定できる
移行する時刻の設定画面
設定を有効にする曜日の設定画面

(多和田 新也)