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PFU、ScanSnap iX500をアップデートしPCからの無線LAN接続に対応

〜Kindle対応アプリもAmazonで提供

ScanSnap iX500
5月31日 提供開始

 株式会社PFUは31日、2012年11月30日に発売したドキュメントスキャナ「ScanSnap iX500」(iX500)で、PCからの無線LAN接続が可能になる無償アップデートの提供を開始。既存の利用者に自動アップデートで提供される。

 iX500はIEEE 802.11b/g/n対応無線LAN機能を内蔵しており、これまでもモバイル端末(iOS/Android)からは「ScanSnap Connect Application」を用いて無線LAN経由でのスキャンが可能だったが、PC向けの利用方法が提供されていなかった。

 今回のPCへの対応はScanSnap Connect ApplicationのPC版を提供するのではなく、本体ファームウェアとPC用ドライバソフト「ScanSnap Manager」をアップデートして対応する。そのため、接続が無線LANに変わるだけで、用紙の向き補正やOCR、長尺読み取りなどのScanSnap Managerの全て機能を利用したスキャンを行なえるのが、今回の対応における特徴だ。なお、PC向けにもScanSnap Connect Applicationの提供は引き続き検討しているという。

 PCとiX500の無線LAN接続は、モバイル端末同様、アクセスポイントを介して接続する必要がある。ファームウェアのアップデートにあたっては、USB接続が必要。通信速度については、ルーターに極端にトラフィックが集中しているようなケースでなければ、ほぼ大丈夫とのこと。iX500本来のカラー300dpi時で25枚/分の速度でスキャンできる。ただし本体側でバッファを持ってはいないので、通信が途絶えたりした場合は、そこでデータ転送がカットされスキャンのやり直しとなる。

 さらに注意が必要なのは、現時点では、1台のiX500に対し、1台のPCしか無線LAN接続できない点だ。iX500側にUSB接続で無線LAN接続するPCが登録され、それ以外のPCからの無線LAN接続は行なえない仕組みとなっている。ほかのPCをUSB接続して登録し直すことは可能だが、元々登録してあったPCの情報は消える。こうした仕組みにした理由は同社が考えるセキュリティポリシーに沿ったものとのことで、技術的なものではないようだ。

 ちなみに、登録していないPCとUSB接続で利用することは可能だが、この状態ではUSB接続が優先され、登録したPCからの無線LAN接続がはじかれる。ただし、モバイル端末によるScanSnap Connect Applicationからの接続してのスキャンは可能となっている。

無線LAN接続に対応させるために、事前にUSB接続でファームウェアをアップデートする(左がWindows版、右がMac版)
USB接続したPCを、無線LAN接続するPCとしてiX500側に登録する設定。この作業を行なったPC以外からは無線LAN接続できない(同)
iX500側にアクセスポイントなどの設定を記録する設定ツール(同)

 このほか、Kindle Fireシリーズ向けに、5月31日からAmazon.co.jpのAndroidアプリストアでScanSnap Connect Applicationが無償で提供される。機能はAndroid版と同等。

 さらに、5月31日〜7月31日には“自炊応援キャンペーン”を実施。期間中にScanSnapシリーズを購入した人の中から抽選で、Nexus 7(10名)、裁断機(Durodex 200DX、10名)、図書カード1万円分(50名)をプレゼント。対象製品はiX500、ScanSnap S1300iシリーズ、ScanSnap S1100シリーズ。

(多和田 新也)