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PFU、「ScanSnap iX500」を無線共有できるアプリを提供

10月31日 提供開始

 株式会社PFUは31日、2012年11月30日に発売したドキュメントスキャナ「ScanSnap iX500」の企業向け新機能を発表。社内無線LANで1台のスキャナを共有できるアプリケーションを提供するほか、IEEE 802.1x認証に対応した。

 ScanSnap iX500はIEEE 802.11b/g/n無線LANを内蔵しており、iOS/Android端末からは「ScanSnap Connect Application」を用いて無線LAN経由でのスキャンが可能だった。

 さらに、5月13日にはドライバソフト「ScanSnap Manager」およびファームウェアのアップデートにより、PCからの無線LAN経由スキャンを実現した。ただし、ScanSnap Managerの無線LANサポートは、PC1台と本体1台をペアにして登録する必要があり、SnanSnap Managerのライセンスが1台分となることから、複数台のPCで共有することができなかった。

 今回提供を開始したのは、モバイル向けに提供していたScanSnap Connect ApplicationのWindows版およびMac版。ライセンスフリーのアプリを提供することで、1台のSnanSnap iX500を複数台で共有しやすくなるのが特徴となる。アプリは無償で提供される。対応OSはWindows Vista/7/8/8.1およびMac OS X 10.7以降(10.7.4以降を推奨)。

 なお、ScanSnap Managerでのスキャンとは異なり、OCRや角度自動補正などの一部機能を利用できない点には注意を要する。

 このほか、ScanScap Managerのアップデートにより、IEEE 802.1x認証を利用した無線LAN環境にも対応する。

(多和田 新也)