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米Evernote、オリジナルデザインの製品を展開

~PFUからはEvernote専用のドキュメントスキャナがリリース

Evernote Marketのホームページより
9月26日(現地時間) 発表

 米Evernoteは26日(現地時間)、同社のデザイナーが世界のパートナー企業とコラボレーションしたオリジナルデザインの製品やグッズを集めたオンラインショッピングサイト「Evernote Market」を公開した。

 Evernote Marketでは、Evernoteのデザイナーが考えたデザインを、世界のパートナー企業を通して実現し、製品やグッズとして販売。Evernoteと連携するもののみならず、バッグや財布などの日用品も取り揃える。

 連携製品としては、PFUのドキュメントスキャナ「ScanSnap Evernote Edition」、スタイラスペン「Jot Script Evernote Edition スタイラスペン by Adonit」、スマートフォンのカメラで取り込み台形補正などができるMoleskine製ノート「Evernoteクラシックノートブック」、「Evernoteジャーナル」、「Evernoteスケッチブック」などがある。

 ライフスタイル製品としては、パリのバッグブランド“Cote&Ciel(コート・エ・シエル)”がデザインしたリュックサック「Isar Rucksack Medium for Evernote」、「Rhine New Flat Backpack for Evernote」をリリース。また、日本のabrAsusからは、「Evernoteスリムウォレット」、「EvernoteひらくPCバッグ」を用意する。このほか、ウォーターボトルや靴下などの日用品も用意される。

 いずれの製品もEvernoteのブランドイメージカラーであるダークグレーを基調とし黄緑をアクセントとして取り入れ、Evernoteのブランドロゴなどは控えめにボタンなどだけに入ったデザインとなっている。

Evernote Marketで販売される製品の一例
Jot Script Evernote Edition スタイラスペン by Adonit

ScanSnap Evernote Edition

ScanSnap Evernote Edition

 このうち株式会社PFUの「ScanSnap Evernote Edition」は、現在発売中の「ScanSnap iX500」をベースに、Evernoteのブランドカラーでもあるダークグレーを基調とした本体となった。日本でも10月25日に発売され、価格は49,800円を予定している。

 ソフトウェア面でも「Acrobat」や「CardMinder」などをすべて省き、「ScanSnap Manager Evernote Edition」と最新版Evernoteのみが付属。名刺やA4書類、レシートなどを混載してスキャンすると自動的にEvernote上でフォルダ分けを行なう機能などを搭載した。なお、スキャンしたデータはEvernoteクライアントに一時保存される仕組みで、オプション設定で、ユーザー自身が指定したファイルとして保存することもできる。

 ただしエクセレント画質やカラー高圧縮などの機能が利用できないほか、ScanSnap iX500とは異なるデバイスとしてPCから認識されるため、iX500用のソフトは利用できない(逆も不可。ただし共存は可能)。

 主な仕様は、センサーがCIS、解像度が最大600dpi、対応用紙がA4~B6、名刺、レター、リーガルなど。A3キャリアシート使用時はA3/B4も読み取れる。

 インターフェイスはUSB 3.0、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズは292×159×168mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3kg。Evernote Premiumライセンス1年分が付属する。

(劉 尭)