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高速化したZenUI 4.0など、ZenFone 4の新要素が発表会で明らかに
~Android OはZenFone 4だけでなく3にも提供
2017年8月18日 11:35
台湾ASUSは17日(現地時間)、新世代スマートフォン「ZenFone 4」シリーズの発表会を開催。発表会では、同シリーズの特徴などについて開発担当者が説明した。
なお、各製品の紹介については、以下の記事を参照されたい。
各製品の紹介記事
ASUS、トリプルレンズ/4軸光学手ぶれ補正で写真に強い「ZenFone 4 Pro」ASUS、丸1日充電いらずの「ZenFone 4 Max Pro」
時代は自分撮りから自分たち撮り。ASUSから前面デュアルカメラ搭載の「ZenFone 4 Selfie」
冒頭では、ASUSのジョニー・シー会長が挨拶。インターネットが普及した現代の人々にとって、何かをシェア=共有することが当たり前になったことを挙げつつ、そのなかでも写真は、幸せや真実を共有できるもっとも基本的な要素であるとし、「われわれは写真を愛している」というコンセプトのもと、ZenFone 4シリーズを開発したと語った。
それを実現するのが(片面)デュアルカメラのシステムや、120度の画角を確保したセカンドカメラ、暗所での撮影性能を高める独自の画像処理ISP「SuperPixel Engine」といった技術であるとし、これらを搭載したZenFone 4シリーズの製品を掲げた。
ZenFone 4 Selfie/Selfie Proについては、同社でデザインディレクターを務めるJen Chuang氏が説明。前面に高解像度のメインカメラと、120度の画角を持つセカンドカメラを搭載し、セルフィー(一人の自撮り)に加えウィーフィー(複数人の自撮り)も実現できる点、Selfie Proに搭載されるセンサーはソニーのフラグシップのIMX362を搭載し、F1.8のレンズや独自のSuperPixel Engine ISPにより高画質に撮影できる点、2,000万画素以上のセルフィーが撮影できる点、美顔モードを搭載する点などを挙げた。
ZenFone 4とZenFone 4 Proについては、グローバルコンテントマーケティングを担当するMarcel Campos氏が解説した。同氏はまず、ZenFone 4シリーズで新たに導入されたZenUI 4.0を解説。標準搭載アプリが3.0の35個から13個、サードパーティソフトも10本から3本へと減り、シンプルに洗練されたという。
また、新たに仮想的に同じアプリを2つ作れる「Twin apps」に対応。例えばFacebookやInstagramは、1つのスマートフォンに入っている1つのソフトに対して1アカウントしか利用できないが、Twin appsを使えばアプリが仮想的に2つとなり、アカウントを2つ同居させられるようになる。これにより公私で使い分けるといった使い方が可能になった。各種アプリケーションの起動や動作が高速化されたことも特徴の1つとして挙げている。
ZenFone 4シリーズはZenUI 4.0が標準で入っており、Android 7がベースとなっているが、将来的にAndroid O(8.0)へのアップグレードが保証される。さらに、旧製品のZenFone 3シリーズについても、ZenUI 4.0およびAndroid Oへのアップグレードが新たに発表された。提供は2018年を予定している。
実際の製品について、ZenFone 4では、最高600cd/平方mのIPS液晶や、2.5DのCorningゴリラガラスの採用、2.1mのスリムベゼル、片手モード、120度の画角を持つ背面のセカンドカメラ、スローモーション撮影機能、新しいSnapdragon 660プロセッサの搭載、ハイレゾサウンドやDTS Headphone Xへの対応などを特徴として挙げた。
上位のZenFone 4 Proについては、3つのソニーのハイエンドイメージセンサーを採用している点や、SuperPixel Engineの搭載、2倍の光学ズーム、被写界深度を浅くするポートレートモード、TriTech+オートフォーカス、そしてSnapdragon 835プロセッサの搭載といった特徴を挙げた。
続いてジョニー・シー氏が壇上に戻り、製品の価格を発表。最上位のZenFone 4 Proは599ドル、ZenFone 4は399ドル、ZenFone 4 Selfie Proは379ドル、そしてZenFone 4 Selfieは279ドルであることを明かした。
発表会の後半は、APAC地域でイメージキャラクターを務める韓国の俳優 孔劉氏が壇上に呼ばれ、CMの制作逸話や司会とのトークセッション、そしてファンたちとの交流に時間が割かれた。また、発表会の一角ではタッチ&トライコーナーが設けられたほか、製品の即売会も行なわれた。