新しいSurfaceはCore Ultra 200Vになった以外で何が変わった？

　Microsoftは30日(米国時間)に、Core Ultra 200Vシリーズを搭載した13型2in1「Surface Pro 11th Edition for Business」(以下、Surface Pro 11)、およびクラムシェルノート「Surface Laptop 7th Edition for Business」(Surface Laptop 7)を発表した。本記事では、その前世代にあたる製品を比較してみた。

　Surface Pro 11もSurface Laptop 7も、QualcommのSnapdragon Xシリーズを搭載したモデルが2024年5月に先行したため、筐体やディスプレイ、バッテリ容量増加、Wi-Fi 7やBluetooth 5.4への対応といった大幅なモデルチェンジはその際に行なわれた。

　そのため、1つ前の数字のモデルと比較するとスペックの差異は大きい。特にSurface Laptop 7では、バッテリ容量が向上した一方で、わずかだが小型軽量化が図られているのが目立つ。

　先行したSnapdragon X搭載の同じ数字のモデルから見れば“プロセッサだけが違う程度”かもしれないが、Core Ultra 200Vに搭載されたPlutonは、Rustで書かれたTock OSをベースとした新設計である点も見逃せないポイントの1つと言えよう。

　逆に注意したいのは、プロセッサがLunar LakeベースのCore Ultra 200Vとなり、メモリがプロセッサ上に搭載されたため、最大64GBの選択肢がなくなっているということ。また、Surface Laptop 6まではペンに対応していたが、Surface Laptop 7では非対応になったようだ(スペックの記載がない)。