ASUS JAPANシンシアの「華華(ふぁふぁ)通信」

Zenな出会い

~ASUS会長サイン入りZenFone 5をプレゼント

 ニイーハオ! ASUS JAPANマーケティング兼広報担当のシンシアです。10月はコラムをほったらかしてしまい、本当にすみません……。前回、「皆さんが期待する製品がもうすぐ日本に来ますよ」と予告しました。ふふふ、予定通り、「ZenFone 5」と「ZenWatch」が発表になりました。それに伴い、ティザーや、発表会、先行体験会、オンラインショップなど諸々に追われ、先月はコラムに手を付けられなかったのです。お許しください……。というわけで(?)、お詫びの印としてプレゼントを用意してきましたので、最後まで読んでくださいね。

 ZenFone 5/Zen Watchの「UNLOCK THE FUTURE ~新たなる境地へ~」と題した発表会には、ASUSTeK台湾本社から会長のジョニー・シーが登場しました。会長が日本での製品発表を行なうのは、2010年のBang & Olufsenと協業したスピーカーがノートPCの外に付くという奇抜な「NX90」、2011年の日本初のUltraboook「ZenBook」、2012年の世界初両面液晶搭載ノート「TAICHI」、2013年のWindowsとAndroidのデュアルOS搭載3-in-1「TransBook Trio」に続く5回目のものです。いずれの発表会も私が所属しているマーケティング部が取り仕切ったので、たくさんの思い入れがあります。

 製品のことを話し過ぎると広告っぽくなってしまうので、ここでは普段の記事にあまり出ないジョニーの話をしたいと思います(製品の話が多くなるのは、私は本当にASUS製品が好きだからなのです……。お許しください)。

日本でジョニーが発表した歴代の製品
ZenFone 5発表会でのジョニー

 NX90は、これから日本のノートPC市場を開拓するにあたり、弊社の革新的な技術を訴求できる格好の製品で、ASUS JAPANとしては、ぜひジョニーに来日してもらい、発表会の場で日本の皆さんに直接披露したいという思いで、企画を立てました。その後、毎年10月が近づくと、「今年も革新的な製品ができたので、また日本でもジョニーの手で披露して欲しい」と社員一同が思うようになりました。私は仕事柄ジョニーと話す機会も多いのですが、個人的に彼のファンでもあります。

 ASUSの「Zen」は日本の「禅」から来ていて、「美しさ、シンプルさが生む、ゆとりと豊かさ」という思いが込められています。Zenシリーズの同心円のスピン加工デザインは枯山水から来ているんです。このZen精神をASUS製品に導入したのはほかでもないジョニー本人です。彼は日本の考えや文化を尊敬、共感しており、インタビューでも「禅」、「わび・さび(侘・寂)」の言葉をよく使うほどです。私は客観的に見て、ジョニーは本当に「美しさ、シンプルさが生む、ゆとりと豊かさ」をとことん追求し、製品開発に励んでいると思っています。特にシンプルさを強く貫いてるとも感じました。

 そして、製品開発の背景にはもう1つのキーワードがあります。ジョニーによると、「両面液晶を搭載したTAICHIを開発した理由は、誰かと対座している時、相手にPCを向けるのが不便なのを解消するために裏側にも液晶を貼った」(実際はここで、どこが技術的に大変だったと続いたけど割愛)、「(TransBook Trioなどは)タブレットを使っていて、キーボードが欲しい場面が多かったから、キーボードを脱着式にしました」(ここでも技術的な話は割愛)、ZenFone 5では「安い携帯に高級感と機能性を求めてはいけないだなんて、誰が決めました? 誰でも気軽に堪能できる高級感あるスマートフォンを提供したいと思いました」(技術的には……、中略)とのことです。つまり、ASUSの特徴的な製品の多くは、「皆さんの不便から」生まれたものとも言えるのです。

 私はよく携帯電話の着信音をオンにしたままにしています。そのため、会議中に着信音が鳴り響いて、焦ったのは1回や2回ではありません。ZenFone 5と同時に発表したZenWatchは、携帯の着信を腕にバイブで知らせてくれて、かつZenWatchを手で覆うとミュートする機能もあり、これを使うようになってからこの失敗を避けられるようになりました。そして、手が空いたら、ZenFoneの「やることリスト」をチェックし、かけ直す、というのが私の最近のスタイルです。広報としての製品の売り込みではなく、私の生活もZen製品で不便が解消されたということを個人的に伝えたいのですが、共感してもらえるでしょうか(笑)?

 「Start with people。全ては人から始まる。我々はいつでも“人と共に”製品開発を行なっている」、とジョニーはスピーチの冒頭で必ず発言します。

 私はジョニーの取材によく同席しますが、実は、ジョニーのことについてこんなにしっかり紹介するのはこれが初めてなんです。それもあって、改めて「Start with people」のフレーズについて考えてみて、これは日本の“思いやり”にも通じるのではと思うようになりました。

 私が知る限り、思いやりという言葉にぴったりの中国語はないように思えます。中国語辞書を調べてみると、近いところで、「気遣う=關懷」、「相手の立場に思う=體諒」、「同情=同情」、「やさしい=體貼」などが出てきますが、日本に来て20年が経つ私の思う思いやりとは、「誰かのことを思って、こっそりと気付かれずにその人のためにする」というものです。自分の言葉ではありますが、その点でジョニーは「人々のデジタルライフ充実を願い、その思いを形にしてきた」思いやりのある人だと感じています。

 そのジョニーが今、注目している会社は協調ロボット・アーク溶接ロボットシステムを手がける日本のファナックだそうです(ここでも、どんな技術が素晴らしいかと続けられたけど、やはり割愛)。次の製品には、そういった発想が取り入れられているのか……? 来年の今頃どんな製品が出てくるか今から楽しみです。

 世界にはほかにもたくさんの素晴らしい経営者、技術者がいますが、私に身近な経営者はジョニーしかないため、このコラムを通じて、1ファンとしてそのことを伝えたかったのです。

 これ以上言うと、“おのろけ”のように思われそうですね。ということで、プレゼントの発表です。ZenFone 5とZenWatchをペアで1名の方に差し上げます。しかもZenFone 5はジョニーのサイン入りです! 日本に1台しかありません。

 応募に際して、「自分のデジタルライフにおいて、不便だと感じていること」、そして、「それを解消するためにASUSに作って欲しい製品のアイディア」を教えてください。私が一番不便そうだと思った方に、プレゼントを差し上げ、少しでもデジタルライフを便利に過ごしてもらいたいと思います。

 では、応募をお待ちしつつ、再見!

ZenFone 5とZenWatch
こちらは日本に1台しかないジョニーのサイン入りZenFone 5です。サインおよび撮影のため開封していますが、未使用です

●応募および個人情報について

・株式会社インプレスは、本プレゼントの応募を通じてお客様からご提供いたいた個人情報を、本プレゼントの発送に関すること以外の目的で使用することはありません(当選者決定後、データは削除します)。

・当選者の決定のために、不便だと感じていること・作って欲しい製品のアイディアのみASUSに提供しますが、それ以外の個人情報は第三者に渡すことはありません。

・発送は宅配便にて行ないますが、長期不在、受け取り拒否などで未着の場合は当選を無効とさせていただきます。

・ご応募は日本国内に在住の方に限らせていただきます。

・本人以外の仮名や家族名義での応募は無効とさせていただきます。

・ご応募はおひとり様1通とさせていただきます。複数の応募を確認した場合は無効といたします。

【応募方法】
応募方法:下記リンクの応募フォームに必要事項を入力して送信してください
応募締切2014年11月13日(木) 23:59まで

応募は終了しました。

シンシア

台湾・台北市出身。2002年8月にASUS JAPAN入社。当社初の正社員です。自作パーツ担当を経て、現在はPC製品の全般マーケティングディレクター。人手不足のため、2014年3月から広報も兼任中です。今まで担当した製品の中でに一番印象に残ったのは「A8N-SLI Premium」です。ビデオカードの2枚挿しの感動は今も忘れられません。テクノロジーへの感動はそこから始まったといえるでしょう。愛用機はFonepad 6(ファブレット)、ZenFone 5、ZenWatch、iPhone 4S。趣味はドライブ(郊外限定)とおしゃべり(情報交換)。