ASUS、TAICHIなど新製品発表会を開催
〜日本未発表のモバイル機も展示

ジョニー・シー氏

11月14日 開催



 ASUS JAPAN株式会社は14日、天板の表裏それぞれに液晶を備える「TAICHI」を初めとしたPC新製品の発表会を開催。台湾ASUSTeK Computer本社会長のジョニー・シー氏が登壇し、製品のコンセプトなどを説明した。また、日本では発表されていない製品の参考展示もあった。個別の製品の詳細については、関連記事を参照されたい。

 シー氏はまず、「In Search of Incredible = “Incredible”を追い求める、すべての人へ」という同社のマニフェストを紹介した。Incredibleとは、信じられないという意味で、このマニフェストは、同社がIncredibleな事を実現する人々の、Incredibleな挑戦をサポートするため、Incredibleな製品を作ることを目標としている、ということを表わしている。

 また、「ZENBOOK」シリーズなどに代表されるように、デザインに注力しているのも最近の同社の姿勢だ。ただし、シー氏は、今後デザインだけを追い求めるのでは不十分であり、美しさに加え、音質、ユビキタス、タッチ、レスポンスという要素が求められ、これらを統括的に製品へ盛り込むことで、“Customer Happiness 2.0”という新しい顧客満足を提供できるのだとした。

ASUSのマニフェスト デザイン志向を発展させたCustomer Happiness 2.0を提供

 そういった方針の下、このたび発表されたのが、「TAICHI」、「Vivoシリーズ」などの製品だ。

 TAICHIとは“太極”の中国語発音で、「光と影、黒と白、夜と朝、この世の中を構成する、相反する要素が調和した融合。その融合によって生み出された、今までにない全く新しい形」という意味が込められている。

 同製品は、クラムシェル型でありながら、通常の液晶のほかに、天板にも液晶を装備することで、天板を閉じたときに、タブレットとしても利用できるのが特徴。どちらの液晶も11.6型の1,920×1,080ドット(フルHD)表示対応のIPSパネルで、天板側は10点マルチタッチや、付属の電磁誘導ペンによる操作に対応する。

 キーボードの右上に、TAICHIキーがあり、これを押すと手前だけ、天板側だけ、両面に同じもの、両面に異なるものという表示を切り替えられる。

 ちなみに、手前の液晶はタッチ非対応だが、タッチパッドによってWindows 8の各種タッチ操作を行なうことができる。

TAICHIを披露するシー氏 ぱっと見はこのように普通のクラムシェルノートだが
天板にも液晶がある 液晶2枚がある割には薄型。右側面にUSB 3.0とMicroHDMIなど 背面
左側面にmini-VGAとUSB 3.0など 正面。ちなみに最薄部は3mmという触れ込み キーボード。右上の方にある青い刻印がTAICHIキー
これを押すとTAICHI Homeが起動 押す度に画面の表示モードを切り替えられる 2台並べたところ

 このほか、会場ではいくつかの日本未発表の製品が展示された。

 1つは「VivoTab Smart ME400」。これは10型クラスの液晶を備えたWindowsタブレット。いくつかのカラーバリエーションを持った、カバーが用意され、カバーを折りたたむとスタンドになるなど、iPadやSurfaceに似た雰囲気を持つ。オプションで無線キーボードも用意されるが、見た目では5mm程度の厚さで、持ち運びが苦にならない重量、サイズ感になっている。

VivoTab Smart カバーはポップなカラーバリエーションを用意

 「TransBook」は、液晶着脱式のハイブリッドノート。VivoTabシリーズとの違いは、VivoTabシリーズが10型前後なのに対し、TransBookは13型前後のフルHD液晶を装備する点。また、CPUもCore i7を搭載し、キーボードドックにDisplayPortを備えるのも、他のシリーズとの違い。

 また、ZENBOOKでタッチに対応する「ZENBOOK Touch UX31A」(13.3型)も参考展示された。

TransBook。液晶部は取り外せる 右側面に、Ethernet、USB 3.0×2と薄型の製品では珍しいDisplayPort 左側面に電源コネクタと、SDカードスロット
ZENBOOK Touch UX31A 「All-in-One PC ET2300INTI」 水平に傾けられる
「All-in-One PC ET2701INTI」 「CG8890」 オーバークロック時はこのように筐体を開いて吸気力を高められる

(2012年 11月 14日)

[Reported by 若杉 紀彦]