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富士通、Tablet PCを公開
~ラインナップのハイエンドモデルとして位置付け

10月1日発表



 富士通株式会社は、同社が発売を予定しているTablet PCを報道関係者向けに公開した。年内には出荷予定としており、16日より東京ビッグサイトで開催される「WPC EXPO 2002」に出展される。

 今回公開されたのは、TECHXNYやマイクロソフトのWindows XP Tablet PC Edition発表会で公開されたものと同一のデザイン。本体はA4ファイルサイズの「ピュアタブレット」と呼ばれるタイプで、電磁誘導式デジタイザ付きの10.4型1,024×768ドットTFT液晶ディスプレイといくつかの操作ボタン、ポート類があるだけで、キーボードはない。

 本体にはメールソフト、WWWブラウザなどの起動ボタン、再起動ボタンのほか、EnterキーやEscキーとして機能するボタンが用意されており、ペン操作を補助する。

 公開されたマシンのCPUはモバイルPentium III-M 800MHz、メモリ256MB、HDD 40GB、チップセットは830MGで、チップセット内蔵のビデオ機能を使用していた。インターフェイスとしてUSB×2、IEEE 1394×1、IrDA、ディスプレイ出力、Type 2 PCカードスロット×1、Ethernet、無線LAN(IEEE 802.11b)、モデムを搭載する。

 サイズはA4ファイルサイズで最薄部は20.9mm、重量は約1.48kg。OSはWindows XP Tablet PC Edition。なお、本体の詳細なスペックは未定とされているため、発売時には変更される可能性がある。

本体上部には専用ペンが収められるほか、PCカードスロット、赤外線ポート、USB、IEEE 1394などがある 本体左側面にはディスプレイ端子やEthernet、モデムのほか、排熱孔が見える 本体にはアプリケーション起動ボタンやEnterボタンなど、操作を補助するボタンがあるsmall>

 製品にはDVD/CD-RWコンボドライブ付きのドッキングステーションが用意され、これに本体を装着すると液晶一体型の省スペースデスクトップPCのように使用できるようになっている。これにより、通常はドッキングステーションに取り付けてデスクトップPCとして、外出時やリビングルームでは本体を取り外してTablet PCとして使用できる。

 デスクトップPC時には、液晶を回転させて横長(ランドスケープ)/縦長(ポートレート)の画面を切り替えて使える仕掛けが用意されている。さらに、付属するキーボードは小型軽量な赤外線ワイヤレスキーボードとなっており、デスクトップPC時にはもちろん、外出時も本体とともに持ち出して利用できる。USB接続の光学マウスも付属する。

ドッキングステーションに取り付けたところ。ディスプレイは90度回転できる ドッキングステーション側面にはDVD/CD-RWコンボドライブがある。ディスプレイのティルト角度も調整可能。ディスプレイ手前のレバーが取り付け/取り外しレバー
付属のワイヤレスキーボード。コンパクトかつ薄い。テンキーは省略されている Tablet PC用ユーティリティ「PowerToys Snippet」のデモ。ペンで指定した領域をカット&ペーストできる。Windows XP Tablet PC Editionには標準装備されず、ホームページ上で提供される

□富士通のホームページ
http://jp.fujitsu.com/
□関連記事
【8月28日】マイクロソフト、Windows XP Tablet PC Editionを日米同時発売
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0828/ms.htm
【6月25日】TECHXNY前日レポート【モバイルPC編】
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0625/tech03.htm

(2002年10月15日)

[Reported by tanaka-sh@impress.co.jp]


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